『江戸モアゼル~令和で恋、いたしんす。~』初回と第2話の岡田結実を観た | 徒然逍遥 ~電子版~

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こんにちは。行政書士もできる往年の映画ファンgonzalezです。
訪問ありがとうございます。

 

この時期、新春ドラマの深夜枠の風物詩と化しているとかいないとか。
誰あろう岡田結実(おかだゆい)である。
『私のおじさん~WATAOJI~』『女子高生の無駄づかい』と、毎年この時期に主演作が放映されているのだ。


そして、本年はこれ。

『江戸モアゼル~令和で恋、いたしんす。~』
梗概
叔父(田中直樹)が経営するカフェの店員・蔵地俊輔(葉山奨之)は沈滞する生活を送る冴えない青年。ある夜、仕事帰りに人力車に乗る花魁と遭遇。しかも、帰宅すると居間で叔父と従妹の寿乃(山口まゆ)にもてなされているではないか。彼女は誰あろう161年前の吉原トップクラスの花魁・仙夏(岡田結実)だった。
行く当てもないタイムスリッパー仙夏は蔵地家に身を寄せることに。そして、とりあえず叔父のカフェで働くが、次は何と社長秘書に登用される。その社長・鳥居直樹(前田公輝)は、かつて想い合う間柄だった直次郎と瓜二つ。奇跡の再会と喜ぶ仙夏だったが・・・。

原作漫画アリとのことだが、未読でも別状なく楽しめる。

何しろ令和の御代に161年前の花魁出現である。当然現代人とのやり取りに齟齬が生じるのは必至。タイムスリップ物の神髄であろう。

 *仙夏流自己紹介です*

だが、本ドラマではトラブルは意外と少ない。カフェ店員とか社長秘書とかキャバクラ嬢とか無茶振りも甚だしいのではあるが。

 *ミニキャップ着用w*
 *お茶も本格派*

 *接待の達人!*

ただ、どうもスマホが木札に見えるようで薄気味悪がったり、珈琲の不味さに辟易したり、採用面接で特技を聴かれ舞を披露し、どこで入手したんだか花魁だけに厚底シューズで闊歩するなど、文化文明のギャップは流石に可笑しい。

 *スマホが不気味*

 *珈琲初体験*

 *面接にて*

 *花魁道中的足さばき*

空調暖房設備の温風や音響設備から流れる音楽が、すべて隣接する部屋で人力によって繰り出されているとの誤解の図絵入りも笑える。

 *暖かいねぇ*
 *上の部屋で・・・*

 *人力!*

 *いい音色だねぇ*

 *隣室で・・・*

 *演奏!*

何よりも洋服を着用し、常に奇麗に結い上げたヘアスタイルで接客・出社というミスマッチな画が素敵だ。しかもキセル付きだったりする。

 *よく来たねぇ*

 *このヘアスタイルで勤務スタート*

このように、注目すべきは主演女優・岡田結実一択である。


まず、前述通りその佇まいからして魅惑的。ここはスタイリストの手柄でもあろう。
花魁風のメイクが俄然彼女の魅力を画面いっぱいに横溢させる。


そもそもが、江戸の時代にこんなに濃いめの顔立ちの花魁が存在したのだろうか。
何しろあの大きく輝く活き活きとした目をとってみても、日本のゴールディ・ホーンとでも言えそうな雰囲気である。


もしかしたらキワモノ扱いされる恐れすらあったのではなかろうか。

でも、個人的には縦から見ても横から見ても、球体の表面のように白目部分がはっきり分かる彼女の大きな目は大好きである。
それに伴う瞼の陰影にも大いに惹かれる。

と、同時に太眉系の濃い眉と広く開いた額も見事なバランスを保っているではないか。
おかげで、アップやバストショットはもとより、引いた画ですらもくっきりとした目元が際立っていて素晴らしい。

 *襟元も花魁風の着こなし*

 *シュークリームが気になるご様子*

 *コピーを頼まれるの図*

さらには、風邪を引いた鼻声みたいな独特の低めの声も花魁姿に似つかわしく思える。
キセル片手に半開きの横目で相手を見やりながら、お前さん、などと発声すればもうマジで花魁が憑依したかのよう。


しかし、破顔するといかにも現代風の岡田本人のいつもの顔立ちが出現し、花魁に見えなくなるのは減点ポイントなんだろうか。それとも岡田の魅力と割り切って泰然自若と控えている方が良いのだろうか。ちょっと分からない。

 *ゴージャス!*


が、華やかな明るい笑顔も何だか妙な迫力があって好きである。


そんなことで、まだ2話しか観ていないが細かい突っ込みどころはさておいて、毎回岡田だけを観ていたのが本当のところだ。

 *こんなのとかw*
新春風物詩の岡田結実はなかなかに侮れない女優なのであった。

深夜枠ドラマ専科、しかも喜劇専門。みたいな立ち位置だが、これでさらにキャラ幅が広がったはずだ。

今後は20~22時台のドラマに進出できるか、どんな役柄のオファーが来るか、刮目して待つべし。


ところで、岡田だけを観ていたとしても、やはり他にも気になる俳優がいるのが現実。
例えば、葉山奨之の従妹役・山口まゆ


映画『くちびるに歌を』(15)では恒松祐里葵わかな柴田杏花らと共演。メインキャストの4人組の一角を占めた。

勇気を失うな、『くちびるに歌を』持て、心に太陽を持て

個人的には最も目立たない彼女が一番印象強かった。のは、あの美しい額とヘアスタイルのせいかもしれないが。

右矢印

*『くちびるに歌を』の時代から現在に至る*

 

本ドラマでは、江戸マニアのヲタク女子に扮する。実に都合の良いキャラである。
そこかしこに入る彼女の解説のおかげで、我々はドラマを観るうえで役立つ江戸時代の情報を知ることができるのだ。


 
*資料収集もばっちり*

 *無知な葉山にいら立つの図*

 *リアルな指切りに大コーフン*

 *指切りシスターズ?*

 *仙夏に“秒”という単位をレクチャー*

 *こんなガイドも*

 *鳥居直樹社長の家系図まで!*

何はともあれ山口まゆと巡り合えてちょっと嬉しかったりする。


それと、前田公輝。映画『ひぐらしのなく頃に』(08)と続編に出演していたが、当時は演技らしい演技もできないデクノボーだ。と、小馬鹿にしていた。のだが、なにをどうしたのか、すっかり役者然となっていて軽く驚いた。

 *『ひぐらしのなく頃に』*


 *直さんは今・・・*

今後、岡田演じる仙夏との間柄はどう進展していくのか。気になるところである。


あと、映画『イニシエーション・ラブ』(15)では前半の主役を務めた森田甘路もいる。

 *『イニシエーション・ラブ』*

 *バイトリーダー、いや足軽大将の・・・*

あの体形だからか、現在放送中の他局ドラマ『知ってるワイフ』でも主人公大倉忠義の友人の飲食店主を演じる。
 *『知ってるワイフ』大倉忠義と*

 

さてさて、恐らく今後も岡田結実の花魁キャラ見たさに観続けることになるだろう。
何故、彼女はタイムスリッパーとなってしまったのか。いつか江戸時代に帰還できるのか。時代間ギャップにより、どんな齟齬を生じさせ続けるのか。
そこらへんにも注目だ。

*履歴書・・・一刻一両希望、免許は舞の名取と琴の師範、志望動機も振るっているw*

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本日も最後までお読み下さりありがとうございました。

 

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