こんにちは。行政書士もできる往年の映画ファンgonzalezです。
訪問ありがとうございます。
(カルガモの可愛い雛や幼鳥の姿が見られる季節になりました。参考までに、連動して訪問者数が多くなってきた記事を再掲しておきます。そして末尾に関連記事一覧を掲載しました。保護・育雛に関する具体的な情報を得られるかと思います。)
さてさて、先回はカルガモの雛を保護したら先ずどうするかを書きました。今回は、保護期間中の対策を少々。
繰り返しますが、野鳥の飼育は鳥獣保護法の観点からは、捕獲許可と飼養許可がなければ違法になります。ですから、長きに亘る育雛は避けませう。なるべく早めに放鳥するなり、保護センターに託すなどの処置をとるのが賢明です。
さて、保護しても収容する容器はどうしたらよいのでせうか。
出来るだけ上からのぞきこまない形のものが望ましいと思います。頭上からのぞいたり手を入れられると怯えますので。小鳥用のケージでも使えると思います。
しかし、我家には格好のモノがなかったので、仕方なく赤ちゃん用のお風呂を使いました。
床面積が広く、ある程度深さもありますので動き回ることができます。上部には洗濯用ネットの古いヤツを広げて張り、輪にしたゴムひもで押さえます。ネットは真ん中に切れ目があってそこから給餌します。普段はふさいでおきますが。
何故ネットを張るかというと、ジャンプして飛び出してしまうので逃亡防止策。すごい跳躍力ですよ。あの子たち。
ちなみに、一羽だと人に慣れるのが早いように思われます。複数羽になるとかなり警戒心が強くなります。それから、孵化して間もない子のほうがやや成長した子よりも慣れやすいですね。
なので、人間から身を隠す遮蔽物も備えてあげませう。変な薬品を投与していない鑑賞用植物などがいいですが、なければ身を隠すスペースを工夫してあげます。
夜間は静かな暗所にて布や新聞紙で容器を覆います。小さいうちは毎晩簡易カイロで暖めました。
さて、彼らのために広い場所が確保できれば一番です。我が家は裏のベランダ一面を解放しました。
手すりにはぐるっとよしずを巻いて逃亡防止。小屋をしつらえます。植物も置いてトロピカルに。プールも設置して水浴びも可能に。
*エルル*
*よしずの向こう側はベランダの外側。鉢植えの隣はプール*
プールは大きな器を利用しますので、高さを克服して入れるように牛乳パックでスロープや階段を作りました。
ここにレタスを刻んだものを浮かべておけばせっせと食べます。ホテイソウなどの水草もおもちゃにもってこいですよ。水が汚れやすくなるのでここは植物のみ。動物性の餌(「エンゼル」や乾燥糸ミミズ)は前述の通り、水の入った容器に入れて床に置きます。
雛たちは水浴びの際排泄もしますので水の交換はこまめにしませう。あっという間にドロドロになります。床掃除も毎日必ず実施です。
ところで、泥のついた苔や小石でちょっとしたビオトープみたいなコーナーをしつらえましたら、大喜びで遊びまくってたちまちのうちにがちゃがちゃにしちゃにしてしまいました。どうやら泥水など大好物?のようです。ここから砂嚢に小石を取り入れているのでせう。
ちょっと目を離した隙に家に侵入したり、逃亡の恐れがある時は、新聞や雑誌の人の顔写真を立てかけておけば怖がって近寄りません。どうせなら美人のものを(笑) サイズは実寸大でなくても大丈夫。
*常盤貴子を利用しました*
*ケイト・ウィンスレットもいいカモね*
*カモの置物も怖がります(笑)*
できるだけ上から見下ろすのではなく腹ばいになったりしゃがんで身を低くして接するように心掛けませう。
かように、小さいうちは寝る時だけは家の中。朝から夜まではベランダで遊ばせました。
一週間もすればクチバシも長くなり体温も安定してきます。できれば毎日体重測定も。きちんと世話すれば飛躍的に増加します。栄養バランスに気をつければ大丈夫。
放鳥は、流れがあるところでも池でも陸で休める場所がある所を選びます。仲間がいるから、と親切心で離しても成鳥や先輩たちが激しく攻撃してくる場合もあるので安心はできません。でも仕方ないですね。こればかりは野生の本能なので(涙)
本日も最後までお読み下さりありがとうございました。
カルガモ雛関連過去記事
●続・カルガモ雛成長観察記 ※ウリムとトンミム。エルルの観察記
●続々・カルガモ雛成長観察記 ※アビブの観察記
●カルガモ繁殖シーズン到来~1(再掲) ※保護直後の注意点。餌の種類
●カルガモ繁殖シーズン到来~2 ※収容する容器や逃亡防止
●カルガモ繁殖シーズン到来~3:介抱編(再掲) ※具体的病状と清掃
野鳥関連