猫が困っている飼い主に同情して大騒ぎした話 | 嬬恋・奥軽井沢の隠れ家生活

嬬恋・奥軽井沢の隠れ家生活

九州佐賀生まれ。港区六本木というビルの谷間の公立小中学校で育つ。大学付属高から共通一次も無く大学に進みマスコミに就職し定年でリタイア。2020年秋に、長野から嬬恋に隠れ家移転。アマ無線2級。横浜のアマオケ代表。スキー、鉄分等超多趣味。

先週。

 

木曜夜に山荘に着いた。3時まで起きていた。

翌朝眠いのに7時にLINE通話がけたたましく鳴る。何度も鳴る。家人だ。

 

ようやくベッドから抜け出してスマホを取る。

「今どこ?今すぐ帰ってきて!」

もう山だから無理だと告げる。

「私の車の後輪の前にネズミの死骸があるの!どうしても触れないからお願い戻ってきて!」

家人も必死のようだ。ネズミの死骸ぐらいは新聞で包んで捨てればいいのに、7時間かけて戻れってそりゃないだろう。

「ほんと無理!お願い!」

そういう家人の後ろから、にゃんにゃん黒猫愛ちゃんが騒ぐ声がする。

どうも後から状況を確認したら、以下のようだった。

 

・家人が朝、庭に出るとき自分の車の後輪の前にネズミが死んでいるのを発見

・家に帰ってきて黒猫に「愛ちゃん~車の下にネズミが死んでたよ~><どうしよう><」と泣きつく

・家人「そうだ旦那に戻ってきてもらって処理してもらおう!」→LINE通話

・家人がLINE通話で必死に頼み込む

・それを見た黒猫愛ちゃんは、ママが困っているから加勢しなければと思ったらしく、スマホの横でにゃんにゃん大騒ぎする

・家人「ほら!愛ちゃんもそうだそうだって言ってるよ!」

 

1人と1匹に懇願されては仕方がない。準備をして8時には山を出る。こんな混雑する昼間に走りたくないのだが仕方がない。出来るだけ車が少ないルートを選び、松井田妙義IC前から吉井までも国道を避けて田舎道、吉井IC前から鬼石を通って秩父へ、芦ヶ久保から名栗の山道を青梅に抜けたが、ちょっと疲れてきたのであきるのICから高速を使い相模原愛川ICで降りる。16号を避けて走っていら腹が減ったのでたまたま通った「ラー麺 ずんどう屋 大和中央林間店」で麺活とする。

メニュー。

カウンターの上の調味料。

基本と思われる元味ラーメン820を選択。

 

味は悪くない。店員が多い。代金のほとんどが人件費なのではないかと思う。

腹ごしらえ完了後、一路保土ヶ谷バイパスを南下し、横浜自宅に着いたのが午後3時。7時間。

 

さて家人の車「ミラココア スペシャルコーデ 純正キャリア付 ココア色(笑)」の下を覗き込むが、何もない。

 

何度も見てみるがどうしても見つからない。なんで?きつねにつままれたとはこのことか。嬬恋のきつねのいたずらか?

 

疲れたのでソファで30分ほど横になった。家人が帰ってきて確認してもらってから山に戻ろうかなとも思ったが、そうすると遅くなるし、何度見てもない物はない。通勤時間帯までには八王子を抜けたいし待っても仕方がないなと、家人に証拠写真を送って午後4時に家を出る。

 

混雑していてようやく午後6時頃八王子バイパスにさしかかるが、南行きの逆車線に車がほとんど走っていない。北行きのこちらものろのろ渋滞。なんだろうと思っていたら南行きのほうに赤いライトの点滅、沢山の警察車両が止まっていて、道路わきのでかい木が南行き道路を完全にふさいで通行止めになっていた。こりゃ大変だ。ぶつかった車はないのだろうか。そこから南行き車線は大渋滞、警察の誘導で、途中の入り口から逆走させて渋滞している車を脱出させていた。

 

現場写真のHPがあった。

 

 

 

戻りルートは八高線沿いに北上、神流川を渡り藤岡の小林交差点を左折したあたりで21時過ぎにおおぎやラーメン藤岡店を発見、麺活とする。普通の中華にごほうびの餃子を追加、合計で1000円ちょい。リーズナブル。

 

かくして復路も7時間かけ、23時に山に戻ってきた。不思議と余り疲れは無かった。

あのネズミはカラスが持って行ったのだろうか。

 

やれやれ。