つい最近世界陸上で金メダルをとり、しかも。大会最年長という記録も打ち出した。
そのインタビューで、興味深かったのは、室伏さんが、たまたま、その年齢で金メダルを取ったのではなく、
理論に基づいて金メダルを取ったこと。
最近のスポーツは科学分析が結果に結び付くのが主流だが、
室伏さんは、独自の分析と実績と結果を一人でこなしている点が凄い。
アスリートとしてピークを迎え、引退してもおかしくない年齢だが、どうやって克服したのか。
二年ほど前に怪我が多くなり、悩んだ結果、消耗する筋肉を鍛えるのではなく、脳から直接働く筋肉を使うようにする事に至ったらしい。
人間は心臓を始め、意識しないでも自然的に動く筋肉が沢山あるが、それらは年齢と共に弱り、鈍くなる。
それらを使わずに意識で働く筋肉を普段から鍛える事で消耗筋肉の負荷を軽減するらしい。
一番のポイントは、繰り返し運動をせずに、常に違う動きをする事でバランスの幅が広がり、あらゆる筋肉が鍛えられること。
室伏さんはバーベルにも両端に数個の重りを付けることで、単に真上に上げる単純運動ではなく、重りが不規則に動くことで、支える力加減が変化し、単なる繰り返し運動にならないようにする練習をされていた。
私は、この理論は単にハンマー投げに留まらず、色んな事に通ずると思う。
例えば、私は宝石関係の仕事だが、宝石以外のことにも興味を持ったり行動したりして幅を持たすことで、
色んな視点と知識でバランス感覚が養われ、結果的に本業にも新たな展開が生まれる。
また、色々考えることで興味が湧き、脳を刺激することで新たな発想が生まれる。
室伏さんは今回のメダルでオリンピック出場権も獲得され、更なる理論確立と、
大学の助教授もされているので、後世のアスリートたちに理論を伝承していきたいとおっしゃっていた。
オリンピックが楽しみです
★ROKO★
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