車で大阪から三重までの移動だ他のだが、
高速道路で夕方。車も少なく、夜からの会議に間に合わすために順調に飛ばしていた。
すると、前の車は、追い付きそうで追い付けないほど更に飛ばしていた。
「よーし、あそこまでは飛ばしてもいけるかなぁ」とか考えながら運転していた。
後方車も、私と同じくらい飛ばし、しかも私をペースカーにしていて、一定の距離を保っている。
夕暮れで、ライトはスモールを周りは点け出している感じ。
気付くと、後方の車がみるみる速度が落ちてゆく。「？？？なんかへん？？？」
と気付いた頃には時すでに遅く、真横にサイレンを鳴らしていないパトカーが
速度を落として、「あかん、終わった。ゴールド免許がなくなる・・・」と覚悟した瞬間、
スぅーっと、そのパトカーは私の横を通り抜けて行く。しかも、何かを追っているように。。。
そう、あの追い付けなかった車を狙って、サイレンを消して追跡していたのだ。
思わず、一人運転しながら、「こえーーーー！！！！」と叫んでしまった。
案の定、少し先でサイレンが鳴り、先方の速い車がつかまっていた。
当然、それを尻目に時速８０ｋｍでその場を逃げ切った。
そしてそのまま、また彼らの姿が見えなくなると、順調に飛ばし、
さっきのパトカーも手続きしていることだし、手続きが終わったとしても大分うしろのほうで取り締まっているだろうと思っていた。
するとすると！またまた、カッコいいと感じる程のスピードで、右車線を走りぬけて行く一台の車が。。。
その車は、まさかまさかの、あのパトカーだった。
車も速いが、手続き早っっっ！！！
完全に油断して飛ばしており、私は完全にスピードオーバーだったが、
ラッキーなことに、前に速い車が居たので命拾いした。
「さては、あのパトカー、仕事できるな？？？」と命拾いしたくせに上から目線のわたしは、そのあとは完全に法定速度を守って運転した。
普段のパトカーって、おっかないイメージだったが、
あの颯爽と走り抜ける姿と、次々と検挙していく仕事の手際に、
むかし、ヒーローが「カッコいい！！！」と感じた感覚に似たようなかんじで、
パトカー、カッコいい！！！と思ってしまった。（命拾いしたくせにね）
日常にヒーローを見た瞬間だった
★ROKO★
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