コンバンワ！
G-IRON SILVERWORKSのBOBです。
明日（13日）は午後３時までの営業とさせていただきますので、お電話でのお問い合わせにはご注意下さい。
また、明後日14日は午前中お休みをいただきます。
お問い合わせは午後以降でお願いいたします！
とあるデザインのお仕事をいただき、今日は日がな一日中それの製作。
かなり色々と手をつけてみましたが、これがなかなか簡単には終わりそうもありません。
明日からは彫金作業メインで進めたいと思っているので、デザイン作業は少しゆっくり進めたいと思います。
さて、今日はリペア品のご紹介。
いや、リペアというよりはカスタムに近いんでしょうね。
こちらです。
クロムハーツのウォレットチェーン。
と、
キーチェーン。
ファンシーリンクのロングタイプです。
この２点を「ショートタイプに変更してほしい」というのが今回のご依頼。
確かに、昨今ロングのごついウォレットチェーンは流行らないのも事実。
普段使いや取り回しを考えると、ショートの方が良いですね。
という訳で、早速作業。
作業内容としてはいたって簡単です。
コマ数を間違えないように２箇所カットして、つなぎ直すだけ。
（キーチェーンの場合はクロスのコマを２つつなげる形になるので、もう一箇所カットする必要がありますが。）
とかくととても簡単な作業に思えるかも知れませんが、だったら職人や業者は必要無い訳で。
工程的には簡単でも作業自体は簡単とは言えません。
まず、一箇所カットしてチェーンを外そうとしますが、これが簡単には外れません。
だって硬いから。
それに、バネ性もあるので、外す事はできても、戻す事はさらに難しい。
なので、焼き鈍しする訳です。
他のコマにできるだけ火を当て無いように、カットする予定のコマのみを温めます。
（厳密には他のコマも熱伝導で熱くなりますが）
それで鈍しが完了してから、糸ノコでカットします。
カットする場所も重要。
まず、もともとロウ付けされていた部分をカットするので、元々のロウ付け箇所を見極める必要があり、また糸ノコでカットする際も断面や角度など綺麗に切らないといけません。
カットした面同士を合わせる為にヤスリで削ると、コマが多少なりとも縮む形になるので、他のコマとのリンクが悪くなります。
もちろんチェーンとしての統一感も悪くなります。
なので、ヤスリは使わずに糸ノコを綺麗に引く必要があります。
そして、開くときと閉じるときの角度や方向。
これがうまくいかないと、カットした面同士がぴったり合わなくなってしまい、ロウ付けが綺麗に行きません。
最後にロウ付け。
これも焼き鈍しと同様にできるだけ周りのコマに火が当たらないようにしますが、かといって周りが冷えているとカットしたコマでロウが溶けずに、とても苦労する事になります。
なので、適切な火の強さ、当て方、時間などが大事になってきます。
そんな訳で、簡単そうに見えて以外と気を使うチェーンのコマ調整。
作業後のしゃしんはこちら！
ショートのコマ数と同じ数に調整しています。
これで普段使いもしやすくなるのではないでしょうか。
キーチェーンは２コマ共クロスのもので、エクストラファンシーと同じ仕様になっています。
２点ともキズ取り（新品仕上げ）は行っていないものの、一部燻し直し～磨きなおしを行っていますので、
くすみが消えて、輝きが戻っています。
これがカットした分。
もちろん作業完了後にリペア品と同封してお送りしています。
ロングをショートにコマ詰めする。
ウォレットチェーンはかなり高額なものなので、ためらうのが当然です。
でも、長いチェーンのまま家で眠らせておくよりも、今回のようにショートにする事で使いやすくなり、仕様頻度が増えれば、それこそ「高い買い物を無駄なく使っている」事にならないでしょうか？
もちろん、「ロングがいいんだよ！」という方もいるでしょうし、その意見は全く否定するものではありません。
むしろロングをそのままロングのままで使うのが王道ですし、それが当然だとも思います。
でも、「ロング今は使いにくいしな～」という方がいたら、今回のようなリペア、というかカスタムを利用してみてはいかがでしょうか？
という事です。
もしそうゆう方がいましたら、よろしくご検討下さい！
アクセサリーリペアに関して、詳しくはこちら！
http://www.g-iron.com/?mode=f11
それでは本日はこの辺で！
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かなり色々と手をつけてみましたが、これがなかなか簡単には終わりそうもありません。
明日からは彫金作業メインで進めたいと思っているので、デザイン作業は少しゆっくり進めたいと思います。
さて、今日はリペア品のご紹介。
いや、リペアというよりはカスタムに近いんでしょうね。
こちらです。
クロムハーツのウォレットチェーン。
と、
キーチェーン。
ファンシーリンクのロングタイプです。
この２点を「ショートタイプに変更してほしい」というのが今回のご依頼。
確かに、昨今ロングのごついウォレットチェーンは流行らないのも事実。
普段使いや取り回しを考えると、ショートの方が良いですね。
という訳で、早速作業。
作業内容としてはいたって簡単です。
コマ数を間違えないように２箇所カットして、つなぎ直すだけ。
（キーチェーンの場合はクロスのコマを２つつなげる形になるので、もう一箇所カットする必要がありますが。）
とかくととても簡単な作業に思えるかも知れませんが、だったら職人や業者は必要無い訳で。
工程的には簡単でも作業自体は簡単とは言えません。
まず、一箇所カットしてチェーンを外そうとしますが、これが簡単には外れません。
だって硬いから。
それに、バネ性もあるので、外す事はできても、戻す事はさらに難しい。
なので、焼き鈍しする訳です。
他のコマにできるだけ火を当て無いように、カットする予定のコマのみを温めます。
（厳密には他のコマも熱伝導で熱くなりますが）
それで鈍しが完了してから、糸ノコでカットします。
カットする場所も重要。
まず、もともとロウ付けされていた部分をカットするので、元々のロウ付け箇所を見極める必要があり、また糸ノコでカットする際も断面や角度など綺麗に切らないといけません。
カットした面同士を合わせる為にヤスリで削ると、コマが多少なりとも縮む形になるので、他のコマとのリンクが悪くなります。
もちろんチェーンとしての統一感も悪くなります。
なので、ヤスリは使わずに糸ノコを綺麗に引く必要があります。
そして、開くときと閉じるときの角度や方向。
これがうまくいかないと、カットした面同士がぴったり合わなくなってしまい、ロウ付けが綺麗に行きません。
最後にロウ付け。
これも焼き鈍しと同様にできるだけ周りのコマに火が当たらないようにしますが、かといって周りが冷えているとカットしたコマでロウが溶けずに、とても苦労する事になります。
なので、適切な火の強さ、当て方、時間などが大事になってきます。
そんな訳で、簡単そうに見えて以外と気を使うチェーンのコマ調整。
作業後のしゃしんはこちら！
ショートのコマ数と同じ数に調整しています。
これで普段使いもしやすくなるのではないでしょうか。
キーチェーンは２コマ共クロスのもので、エクストラファンシーと同じ仕様になっています。
２点ともキズ取り（新品仕上げ）は行っていないものの、一部燻し直し～磨きなおしを行っていますので、
くすみが消えて、輝きが戻っています。
これがカットした分。
もちろん作業完了後にリペア品と同封してお送りしています。
ロングをショートにコマ詰めする。
ウォレットチェーンはかなり高額なものなので、ためらうのが当然です。
でも、長いチェーンのまま家で眠らせておくよりも、今回のようにショートにする事で使いやすくなり、仕様頻度が増えれば、それこそ「高い買い物を無駄なく使っている」事にならないでしょうか？
もちろん、「ロングがいいんだよ！」という方もいるでしょうし、その意見は全く否定するものではありません。
むしろロングをそのままロングのままで使うのが王道ですし、それが当然だとも思います。
でも、「ロング今は使いにくいしな～」という方がいたら、今回のようなリペア、というかカスタムを利用してみてはいかがでしょうか？
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