[機動戦士ガンダムUC RE:0096] 第21話 この世の果てへ | ガンダム語りたい ガンダム視聴記録

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前回でラプラスの箱の正体が明かされた

 

正体とは96年前に失われたオリジナルの宇宙憲章であった

 

それには「宇宙に適応した人類が発生したら、そのモノを優先的に政に参加させる」という今の憲章にはない条文が一つ追加されていた

 

ラプラスの箱というのは連邦政府設立当初に企てられた初代大統領を抹殺した陰謀の証拠である

 

また圧政に苦しむ宇宙移民者からは大きな希望を与えるモノにも思える

 

サイアムはその「存在」を盾にアナハイムを急成長させ富を築いた

 

そしてそれはいつしか世界に大きな影響を与え、今の世の作り出した元凶となり、ジオンが生れ1年戦争を引き起こし人口の半分を失う結果となった

 

スペースノイドとアースノイドの対立は終わる事もなく、未だ争いを続けている

 

サイアムは箱の存在が世の精神的な発展を阻害する「呪い」と考える様になり、カーディアスと共に箱の開放を願う計画を立てた

 

そして様々な困難を乗り切りサイアムから箱を託された真のニュータイプであるバナージとミネバ、そしてサイアムに拒絶され力ずくで箱を奪おうとするフルフロンタル

 

ラプラスの箱を巡り最後の戦いが始まる・・・

 

みたいな

 

 

第21話 前半

 

メガラニカから脱したフルフロンタルがネオジオングに乗り込む

 

いやに早いな

 

ネオジオングは無人でも遠隔操作可能で、自己防衛プログラムのようなモノも搭載しているようだ

 

 

高出力のメガ粒子砲でメガラニカを焼くネオジオング

 

その余波でやはりビスト邸を脱したバナージを吹き飛ばすが、シルヴァ・バレトに乗り込んだガエルに助けられる

 

 

このガエル・チャンというスキンヘッドの男はカーディアスの秘書でかなりの機密を持っていた模様

 

サイアムと一緒にいた事から箱の正体も知っていたのだろう

 

OVAと原作小説では扱いが違っていて、小説ではカーディアスの敵討ちを狙いネェル・アーガマと行動を共にしていた

 

「箱を継ぐもの、ここは通さんとでも言っておこうか!」

 

ビスト邸に現れたネオジオング

 

デカい

 

100mは超えている巨大MAだ

 

その核にはシナンジュが組み込まれている

 

その巨体にシルヴァ・バレトが攻撃を仕掛ける

 

インコムと肩のランチャーを叩きこむも迎撃用のメガ粒子砲でシルヴァ・バレトごと一蹴するネオジオング

 

その様子を見てバナージが叫ぶ

 

「だめだ!後退して!」

 

「あなたのお父上には夢があった・・箱が開かれた未来へ、新たな世界を築くという夢が・・」

 

そう言ってシルヴァ・バレトを特攻させるガエル、だが逆に吹き飛ばされる

 

「ここまで来たのはあなた自身だ、呪縛などではない・・、迷わず進みなさい・・あなたはお父上の・・」

 

ネオジオングから放たれたメガ粒子砲がシルヴァ・バレトを撃つ

 

「ゆにこぉぉぉぉん!!!」

 

その言葉に乗り捨てられていたユニコーンの目に火が灯る

 

どこからか飛来した3つのシールドがネオジオングを攪乱する

 

そしてメガラニカの外壁を破りユニコーンがバナージの元に舞い降り、素早く乗り込むバナージ

 

ユニコーンをデストロイモードに変身させる

 

サイコフレームは既に緑だ

 

とうとう対峙した2機

 

ネオジオングは外壁に穴を開けメガラニカを離脱、そしてそれを追うユニコーン

 

ガエルは生きてました

 

 

もはや遠隔操作がデフォ

 

なんでもありだなユニコーンガンダム!

 

 

第21話 後半

 

宇宙に出たネオジオングをバンシィが狙撃

 

バンシィもデストロイモードに変身

 

バンシィもまた新たな輝きを見せる

 

「やるぞバナージ、この光は俺達だけが生み出したものじゃない!」

 

「わかってます、みんながこの中に!」

 

2機のガンダムがビームマグナムを構える

 

くーーー、争っていたユニコーンとバンシィが最終決戦でまさかの共同戦線!!

 

と本来なら非常に盛り上がるシーンのはずなのだが、何か昂らないのは何故なのか(笑

 

やはりリディ先輩・・・なのか・・

 

「人の中から発した光・・・この暖かさを持ったものが・・虚しい・・」

 

フルフロンタルがガンダムから放たれた光を見て呟く

 

過去にシャアがアクシズを包んだ緑の光に持った感想と少し違う

 

シャアはそんな暖かさを放つことの出来る人間でさえ地球を汚染し破壊する事への怒り、悲しみを表していた

 

だがフルフロンタルは虚しいという


 

戦いを見守るサイアム

 

「果たしてこれがどのような未来をもたらすのか、何も変わらないかも知れん」
「言葉は言葉でしかない。法でさえ人の都合でどのようにも解釈される。無論、『箱』が解放されれば当面は騒ぎになるだろう。条文の執行を求める運動が起こるかも知れない。しかし、そもそもニュータイプとは実在するのか? 議論や検証がいくら繰り返されたところで、結局は結論を見ぬまま忘れ去られる」

 

私もそう思う

 

まずニュータイプというのものは何なのか

 

通常と違う脳波を出しているから何だと言うのか

 

彼等だって普通にしていればちょっと勘のいい人間なのだ

 

 

それに対しミネバ様は

 

それでも、それでもバナージは、成すべきと思ったことを成します。百年前この石碑に心からの善意を刻み込んだ人々と同じように。その善意を今に伝えるべく箱を守り続けてきたあなたと同じように」

 

「あれは、いい連れ合いを持った」
「ミネバ殿下、あなたの口から真実を伝えていただきたい。我らのたったひとつの望みを、この宇宙世紀を生きる人々へ、あなた自身の言葉で」

 

 

宇宙では戦いが続く

 

基本的にマグナムとメガ粒子砲を撃ち合う

 

とりあえずマグナムが効かない程のIフィールドを装備したネオジオング

 

ずるい

 

だがマグナムの余波が脚部分のプロペラントタンクを破壊

 

「2機のガンダムが揃って立て付くか! その総意の器であるこの私に!!」

 

「器だなんて、例え作り物であっても人はそんなモノになれませんよ!」

 

バナージがフルフロンタルの言葉に吠える

 

「その仮面の中にあるものを吐き出せ!フルフロンタル!」

 

「ならば、受けて立つまで・・ガンダム!」

 

ネオジオングが肩からパーツを取り出し、背面に巨大な円形のリングを形成していく

 

円形のリングが生み出したフィールドの影響かバンシィの頭部バルカン、ビームマグナム、シールド、ビームサーベルが尽く破壊していく

 

同じようにユニコーンのサーベルやマグナムも

 

浮遊する3つのシールドのガトリングも同様に

 

「それでも!!」

 

ガンダムでネオジオングを殴りに行くバナージ、だが巨大なアームで捕縛されるユニコーン

 

それを跳ね除け、更に蹴り飛ばしアームを破壊

 

素早くネオジオングの頭部にユニコーンを滑り込ませ殴りかかるが、拳はシナンジュに受け止められる

 

シナンジュとユニコーンが両手を組み合わせ、力比べの様相を呈している

 

バンシィはネオジオングの背面に回り突撃を図るも4本の腕に阻止される

 

・・・あれ、これGガンダム?ってシーンが続く

 

4つの腕に捕縛され苦しむリディ

 

インテンション・オートマチック・システムで極限までシンクロしているのかバンシィの痛みがダイレクトに痛みになってリディを襲っているみたいだ

 

「うぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

小宇宙(コスモ)前回!!!ではないが気合いでシナンジュに右を打ち込むユニコーン

 

シナンジュは左拳を繰り出すが見事それを粉砕

 

続く右の手刀でシナンジュの右手を両断

 

左の手刀でボディを貫き、右の手刀で首筋に一撃を加える

 

だがまだまだユニコーンのターン!!

 

両手を振り上げるユニコーン

 

拳はやはり手刀を形作っている!!!

 

勢いよく両手刀を振り下げネオジオングの両腕を破壊!!

 

背面でバンシィを押さえつけていた4つのアームをユニコーンに向け押さえつける

 

ユニコーンとネオジオング、バナージとフルフロンタルが緊張により極めて高まった脳波がサイコフレームで最大限に増幅され共振

 

2機を包む輝度が増していく・・・

 

「奇跡もまた繰り返す」

 

自分の両手を見ながらフルフロンタルが呟く

 

「そして何も変わらない・・見ろバナージ君」

 

バナージは見る

 

3年前、地球に落下するアクシズをνガンダムが押し返し、緑色の光が宇宙を飛ぶ

 

宇宙世紀0079年、ア・バオア・クーが轟沈する中、一緒に沈むホワイトベース

 

コロニーレーザーによってデギンとレビル将軍が薙ぎ払われる

 

ソロモンでエルメスとガンダム

 

ビグザムに特攻するコアブースターとビグザムにビームサーベルを突き立てるガンダム

 

最後は・・コロニー落としだろうか・・・

 

更に刻を掛け、宇宙世紀元年、首相官邸ラプラスがテロによって破壊されるシーンに

 

緑色の光に乗り100年間を駆け抜けた

 

BGMに劇場版機動戦士ガンダムの「ビギニング」をアレンジしたものを使っていて、なかなかオツな演出である

 

「これが事の始まりだ。やはり君にも見えるようだな、ではこの宇宙の刻の果てまで・・共に行こうか!バナージ君!」

 

刻を飛翔する2機

 

そして辿り着いた先は暗黒の世界であった

 

「光無く時間すら流れを止めた完全なる虚無、これがこの世の果て、時の終わりに訪れる世界だ」

 

・・100億年とかそういうレベルの話ですかフルフロンタルさん

 

「人がどれだけ足掻こうと結末は変わらない、君にも解るはずだ、希望も可能性も虚無の入り口で見る一時の夢、慰めにもならない幻だ、それが人を間違わせる、無用な争いも生みもする、この真理を知る者がニュータイプ」

 

「それでも・・」

 

「ただ存在し消えてゆくだけの命に過分な期待を持たせるべきではない」

 

「それでも!!」

 

ユニコーンが輝きネオジオングの腕を吹き飛ばす

 

淡く輝くユニコーンの両手をネオジオングに触れさせる

 

ネオジオングもまた輝いていく

 

「熱、暖かな光、こんなものが幾ら積み重なっても・・何も・・」

「そう何も!」

 

そう嘆くフルフロンタルの肩に触れる手が

 

「ん?」

 

「この熱が宇宙を暖めるのでしょう?」

 

とララァらしき声が

 

「潮時か」

 

シャアらしき声も

 

大佐が大佐だったときの想いは、充分に伝わったでしょうから」

 

ララァがフルフロンタルを離れ、ネオジオングと共に暗黒の世界を駆ける

 

現実世界に戻った2機

 

「この光は?」

 

目の前のネオジオングが見る見るうちに崩壊していく

 

「君に託す、成すべきと思った事を」

 

フルフロンタルの声、思惟がバナージに届く

 

「リディさん! メガラニカが狙われています! この宙域も危ない! 急いで連絡を!」
「おい、バナージ!?」
.

 

崩壊したシナンジュ跡


 「もういいのか?」
 「あとは彼らに任せよう」
 「ウフフフフ……」

 

アムロらしき声とシャアらしき声、そしてララァらしき声が響き白鳥となり宇宙を飛んで行った

 

 

・・・・・・・・・・( ̄_ ̄ i)

 

何て言ったらいいのか・・

 

 

一方地上のシャイアン地下基地

 

ブライトさんがマーサに詰め寄る

 

「待ってください! 本当にネェル・アーガマごと撃つつもりなんですか!?」

 

「コロニーの被害は最小限に留めます」

 

「しかし!」

 

「すべては連邦の権益のため、大を生かすために、小の犠牲を容認しなければならない時もある、あなたも、軍人ならそれぐらいのこと分かるでしょう?」

 

涼しい顔でいうマーサに苦々しい顔のブライトさん

 

「違う、「守られるのは財団の権益だ・・」
「大を生かすために小を・・・父様がよく口にしていた言葉だ。僕はそれにはついていけなかった。だからあなたの側についたのに・・どうしてこうなるんです!?」

 

マリーダの死から回復したアルベルト、やはりマーサに詰め寄る


「男の論理を否定し続けてきたあなたが! なぜ!?」

 

黒服に押さえられるアルベルト

 

「くッ、放せ! マーサ叔母さん! あなたもあの声を聞いたはずだ! あれは!」

 

「あなたは疲れてるのよ、アルベルト」

 

「どうしても実行なさるなら、今この瞬間から、私は連邦の敵になりますよ」

 

今度はローナン議長に詰め寄るブライト


「はったりはよせ、君にも家族はいるだろう、お子さんを巻き添えにしてもいいのかね?」

 

「私は、その子供らに対して、恥じぬ父親でありたいと願うだけです」

 

カッコいいぞブライトさん!


「ふんっ」

 

リディの顔でも浮かんだか


「実行だ」

 

コロニーレーザー発射スイッチを入れるローナン

 

「はぁ、リディ少尉がいるんだ!」
「バンシィのパイロットは、リディ少尉だ! 彼の意向に私が許可を!」

 

「なぜ・・・おまえが・・・」

 

その言葉に驚愕するローナン

 

 

≪まとめ≫

 

私もいまいち理解しきれてないのですが、ネオジオングの円形のリングは「サイコシャード」と呼ばれる兵器でして

 

意図的にサイコフィールドを展開させ、そのフィールド内ではパイロットの望む現象を引き起こす事が可能なのだそうだ

 

フルフロンタルは敵対するユニコーンとバンシィの武器を破壊する事を望んだ結果、武器破壊されたらしい

 

本気を出せばユニコーンも粉砕できたらしいのだが、フルフロンタルがあくまでバナージを抱き込みたいが為に武器破壊までで済ましたらしい

 

そのフルフロンタルはバナージに精神共感を利用し、刻の最果ての「イメージ」を見せ、人の所業の先には虚しさしかないと説きたかった

 

「刻」のイメージを垣間見たのはアムロ、ララァに続きバナージ達が2番目であろう

 

そのような奇跡を引き起こしたバナージとフルフロンタルのニュータイプ能力は抜きんでいたと言う事だろうか

 

だがその「虚しさ」イメージをバナージは跳ね除け、フルフロンタルに対し「可能性」をあくまで信じる「熱」を伝えた結果、「虚しさ」しか持たなかったフルフロンタルはそれを受け入れ心境に変化が現れた

 

「熱」を持つバナージに「後を託せる」と感じたフルフロンタルは自らの崩壊をイメージした結果、それがサイコシェードによって現実の崩壊を引き起こした・・・といった所だろうか

 

解説を読むとフルフロンタルの中に残っていた残留思念が「浄化」されたらしい

 

フルフロンタルの思念はアムロ達と一緒に宇宙を飛んで行った・・

 

 

フルフロンタルとは一体なんだったのか

 

それはジオン共和国がシャアを模して造られた人工ニュータイプである

 

クローンだったかな?設定はちょっとうろ覚えだがシャア本人ではない

 

ジオン共和国は彼を求心力にし、ジオン残党を纏め上げようとしたのだ

 

シャアの記憶がフルフロンタルに残っているのは、シャアの残留思念が乗り移ったためらしい

 

OVA版ではフルフロンタルと共に浄化され・・・まあ、成仏できたって事なのかな

 

 

正直に言わせてもらうとこの回は好きではない

 

劇場での初見時は結構「ポカーン」としたものです

 

まあ、映像物として満足する出来ではあったので見終えてニコニコしながら帰りました

 

ただ・・・ネオジオングにはもうちょっと暴れて欲しかったかなぁと言うのが本音である

 

ネオジオングはOVA未登場で原作ではシナンジュとユニコーンが激闘を繰り広げた

 

やっぱりそれを再現して欲しかったなぁ

 

ネオジオングからパージされたシナンジュとユニコーンが戦う、、という流れを期待してましたので・・

 

まさかああいった形で決着を付けるのか・・と

 

フルフロンタルも結局は厨二病発症させただけじゃね?なんて

 

「袖付き」にしたってネオジオングなんて作る余裕なかったろ・・と思ったり

 

サイコシェードを研究するにしたって、そんなお金あったの?と思ったり

 

まあ、バックにアナハイムの陰があったのかなとは思いますが

 

ぶっちゃけネオジオングだけで連邦艦隊じわじわ駆逐できたと思うし、箱も必要すか?みたいな

 

まあ、いいけども

 

最終的にフルフロンタルが納得して成仏していったのはいい演出だったとは思う!

 

 

 

さて次回が最終回なのかな? 後2話ぐらいは使うだろうか

 

コロニーレーザーをどうにかできるのかユニコーン!