別の病院に入院している認知症の実母も、あまり入院生活が長引くと認知症が悪化すると言われていたので、私の検査があと一つ残したまま明日、退院することにしました。残りの検査は外来でしますからってこちらの我儘も家庭の事情を知ってる主治医が組んでくれて。温厚な三浦祐太郎氏そっくりの若きドクターには、ここに来てからずっと癒されました。
で、最後の最後、昨日の午後から念のためにってPET検査を入れてくれたんですよ。
心臓や肺の腫瘍は想定内だし、甲状腺や腸あたりも何かあるかとドキドキしてましたが、想定内はすっ飛ばし。
今朝(入院最後)の回診で「右乳に乳がんらしきものが見えています。退院を強く希望されているし、一度退院してからすぐにこちらの乳腺外科に予約を入れてください。私からもお手紙を書いておきますから。」と。
へ、乳がん!?
「ご自分で触れば感触があるかと」と言われても私の左右の指は激痛でまともに動かすことも出来ない。今朝もベッド上で派手に味噌汁蒔いちゃったし
若い先生方もたくさんいたし、主治医も言葉を選びながら説明してくれたし、でも場違いに笑いそうになったのを堪えた。もうね、ここまで来ると笑いしか出ない、ほんと。ドラマでの「ガーン!」って擬音もない。ちょうど廊下から「ちょっと、トイレットペーパー無くてお尻拭けないじゃないよぉ!」っておばあちゃんの叫びが重なって、トイレットペーパーが無くても、がんが見つかってもどちらも大変で、そんなのが人の数だけ重なり世の中って動いているんだなって
色々あり過ぎんだろ、この身体!!
自宅に戻り身体を動かしながら、通院先がさらに増えばあちゃんを迎えられるんだろうか?
私には乳がんの大先輩がいるので、そのうちあれこれ聞いてみようかと。
明日、帰宅したら銀シャリと何を食べようかずっと考えてる。