帰宅の遅い亭主抜きの晩御飯を終えて、テレビでなんとなく見ていたのは

TBSの記憶をなくしたとかいう人たちの公開捜査の様な番組。

色々あるよなって見ていたらCMになった。

で、そこで私の目と耳は釘付けになった。

札幌で『伊福部昭トリビュート』コンサートがあるとのCMだった。

わからない人のための『伊福部昭トリビュート』、こちらをどうぞ。

 

 

CMもちょうど一番萌える“宇宙大戦争マーチ”で、そこから私は一気にチケットを買うために

動き出した。

亭主に「この日、空けられる?」とlineで訊いて「たぶん大丈夫」との返事を貰って、そのまま

ネットでチケットを購入した。笑い泣き

亭主とは以前『鳥肌実』のチケットを買って、その日を楽しみにしていたが、まさかの毒母の

交通事故で行けなくなって以来、彼も来道することは二度となかった。

 

亭主とは『シン・ゴジラ』も観に行ったが、あの作品でまさか伊福部さんのこの曲が出て来るとは

想像もしていなかったので、感動して泣きそうになったっけ。

ゴジラにボロカスにやられて……

でも、この曲と共に大反撃が始まるんだよね。

今もこの曲を聴くと、どんなに辛くてもあと一歩が踏み出せる。

改めて音楽の深さに感動。

 

元祖は無論、ハリウッド版ゴジラもあれこれ観たけれど、ゴジラに関してはどれも面白いと思ってる。

監督の世界観に、ゴジラにはまだまだ作り手が変われば、無限の可能性があるのだとも思えるし。

でも!

ヤマト…宇宙戦艦ヤマトだけはダメだった。

あの綺麗なデスラーが、どうしても受け入れられないのだ。

伊武雅之と呼ばれていた頃の彼の、あの声がいいのであって、今の声優が悪いのではなくどうしても

「違う感」が拭えないのだ。

回ごとに、作画監督も変わり、キャラクターの顔つきもその都度、微妙に違ったけれど、宮川さんの

壮大なスケールの音楽と共に富山敬始め、あの時代の声優が一堂に会したあの作品が良かった

んだろうなって思う。

声優・伊武雅之がいなければ、あの作品は当時の多くの作品のなかのひとつで終わっていたと確信

すら私にはある。

私の中では今でも『伊武雅之』と『伊武雅刀』は別人だとの認識のままだ。

 

と、言っても『伊武雅刀』の演技、私は好きだ。

そして、“子供達を責めないで ”は、ひとり暮らしを始めた私の心を数えきれないくらい元気づけてくれた。

 


 

でも、最近はこっちの方が良かったりする。

 


 

あぁ、楽しみ。デレデレデレデレデレデレ