最近読み終わった本。
せっかくなのでちゃんと触れておこうかと。
他の本で「これからの時代は1にも2にも社会学」
という記述があったが、確かに便利な学問。すぐ結論が出せる。
この本はその辺の危うさを突っ込んでいる。
著名人が言っているからって、それは本当かな?
どれどれ、資料でもしらべてみるか。
ネットに本、図書館で文献、統計資料探し。
この資料はまず、正確か。嘘は云ってないか。
なにかうまい「トリック」にかかってないか。
脳みそフル回転。
そうした吟味の上で、いよいよあのお方の結論を検証。
脳みそフル回転。
うん…?
名探偵、何かを発見ですか。
ワトソン君、やられていたよ、我々は。
そうなると、彼の真の動機は…
そういう話。
そこまでいかなくても、冷静になってよくよく読んだら
やりたい放題。皆、これは突っ込まなきゃいかんぞ。
ボケ殺しはイケてないぞ。
そういう話。
でもね、この本のいいところはその上の段階を
述べていること。
「人間の生き方」にまで、思考が行っている所。
ちゃんと思考停止しないで悩んでれば、そこは避けて
通れないんです。
どういうスタンスが1つの「人間の生き方」となるのか。
そこに一旦行き着いているから、ちゃんと方向を示せるのです。
社会学に限らず、学問のエライサンでもなかなか
行き着いた人は少ない。行き着いた先が「あの世」の人は
多いけども。そっちは行き止まりです。とりあえず。
そういう意味で、私の頭ではこの本と
宮崎駿「風の帰る場所」は繋がった。
別に正しいとか、言いたいわけじゃない。
人である限り、物事は常に覆る。
でも、生きていつか死ぬことだけは否定できないんだな。
そこに何かが欲しい。エネルギーね。
最後に、反社会学講座は笑う本です。
笑わなくても読めるけど、笑った方がそりゃ楽しい。
ちなみに一般書から文庫になった折に、補足が加筆されております。
以前読んだ人ももう一度笑えますよ。



