『本能寺の変 431年目の真実』 | 燕党の宴

『本能寺の変 431年目の真実』

 何年か前に読んだ本です。

 

 

 『本能寺の変 431年目の真実』 著:明智憲三郎

 

 明智光秀の末裔だという著者が、歴史捜査と称して本能寺の変を紐解きます。

 ツッコミどころ満載の感は否定できませんが、そもそもツッコミどころのない説が皆無なのが本能寺の変。

 コレはコレで八百万の説の一つとしてはオモシロイんじゃないかとは思いますね。

 

 明智光秀と言えば今年の大河ドラマの主人公。謀反への過程をどう表現するのか見物です。

 信長と出会うよりも先に竹千代と絡ませてみたりして、この本に沿った流れにしそうな雰囲気ですよね。

 明智光秀が主人公ってこともあって、今年は大河ドラマを観ているのですが、個人的には今んとこツマラナイ。

 それこそ、これだけのキャストを揃えてこんなにも面白くないか。ってくらいツマラナイ。

 前半はどうしても創作で補う部分が多くなる。それはしゃーない部分ではあります。

 それは分かるんですが、道三や信秀の扱いが雑すぎる(泣)。せっかくの配役が台無し。

 主人公周辺を創作で固める分だけ、実在の人物や事象との絡みは丁寧に扱う必要があるように思います。

 あんなに小物感の漂っている道三は初めて見たよ。本木雅弘がイイだけに残念。ホントに。

 光秀と義龍を仲良し設定にしているので、義龍謀反の部分はクローズアップして取り上げるんでしょうけども、

 その辺の扱い方次第では視聴者減るんじゃないかな。俺も含めて。

 

 あ、本の話をしてたのに、ドラマの話になってしまった(苦笑)。

 

 光秀っちゃ、首塚が京都にあるんですよね。

 大河ドラマの主人公に縁がある場所は観光客で混雑するのが恒例ですが、今時分はココも混んでるのかな?

 光秀は信長の旗下に入ってからもしばらく京都勤めでしたよね。他にも何か残ってるんですかね?

 京都も観光客が随分と減ってるようです。この機にマナーの悪くない観光客が戻るといいんですけどねェ。