川中島の合戦 @米沢上杉まつり
武テイ(帝)式が行われた翌5月3日、千曲川ならぬ松川の河川敷にて、川中島の合戦が勃発します。
なんで米沢で川中島なのよ?なんて野暮なこと言わないの。長谷堂じゃマニアックだもの。
「上杉まつりで長谷堂の戦い再現!」なんて言ったって観光客を呼べないもの。
やっぱり上杉っちゃ長谷堂でも手取川でもなくて川中島ですよ。第四次ですよ。『天と地と』ですよ。
市長とか地元の女優さんの挨拶の後、色部勝長と板垣信方の司会(笑)により、合戦の火ぶたが切って落とされます
……だから、板垣信方は上田原で戦死してるハズじゃ。とか、無粋なことは言いっこナシです
まず武田家の出陣の儀。縁起よさそうなモノ食べて、酒を飲んで、兜をかぶせてもらって
ん?傍らにいる勝頼の初陣はまだ先では…?甘利虎泰も上田原で……いや、イイんです。祭りなんです
や、別に突っ込みを入れたいワケではなくて、やはり諸将の知名度が圧倒的に武田家の方が上だと思うんです。
その武田家にはいなかったハズの武将がいるんですから、もう上杉家も景勝とか直江兼続とか出しちゃえばいいのに。
祭りなんだし。ってなんて思っただけです。市長は直江兼続のカッコで馬に乗って川中島(?)に入ってますし。
ともあれ、ときの声を挙げて、武田家の出陣です
精強をもって音に聞こえる武田騎馬隊の侵攻。……2騎ですけど
相馬市からの援軍のようです。騎馬隊と言うには少ないですが、合戦の始まりに花を添えてくれます
村上家より救援を請う使者が上杉家へ向かいます
第四次川中島時点で信濃はほぼ武田の手中にあり、すでに村上義清は上杉家に落ち延びていたかと思いますが、
ここではイロイロ短縮して合戦へいたる経緯をわかりやすく解説してますね。
で、上杉家も出陣の儀。武テイ(示帝)式ですね。昨日も観ているので、ココでは割愛
川霧が発生し(左)、急を告げる騎馬が駆けます……や、なんか燃えてますけど、コレは川霧。うん
矢が宙を飛び交い、銃声が大気を震わせます。空砲のハズなんですが、結構な迫力でした
左)両軍の衝突。地元の学生さん等で編成された兵士達。すげー楽しそうでした。イイお祭りです
や、観光客の見世物ったって、やっぱりお祭りですから、地元の人達が楽しくなきゃ意味ないですもんね
右)そんな中、何故かただ1人で駆ける諸角豊後守(笑)
武将同志の一騎打ち。甘利虎泰VS須田満親
上杉謙信一騎駆けからの謙信VS信玄も再現されていましたけども、遠すぎてまともに撮れず(泣)。
左)やたらとアクロバティックな戦いを繰り広げる足軽(笑)。客席からもやんややんやでした
右)武田の別働隊、高坂昌信の部隊が戦場に到着し、戦は佳境を迎えます
高坂隊の突入、例年はホントに渡河してくるらしく、合戦の目玉の一つになっているのですが、
今年は雨による増水のため、河原からの登場。ユルユルと河原に移動してるのから見えちゃってました(笑)。
渡河シーンは長玉で狙ってみたいなァ。
柿崎影家VS武田信繁。信繁、名演(笑)。でも、ナレーションとタイミングが合わず、TAKE2してたのは内緒
討ち取られ、ナレーションに合わせてオーバーアクション(笑)で倒れる山本勘助。遠いのが残念(泣)
「上杉まつり」なんですが、高坂隊の突入、典厩信繁や勘助の討死と、武田家の見所が多めです。
『天と地と』並みに霧中から現れる上杉軍とかヤレたらカッチョイイけど、土地も人員も予算も足りないやな。
左)バタバタと倒れる兵士達。屍で埋め尽くされる戦場
右)軽くナレーションが流れて「はい、お疲れ様でした」と同時にゾンビ化する兵士達(笑)
最後は再び板垣信方と色部勝長の司会で勝どき合戦へ。「ガッキーこと板垣信方です」って(爆笑)
客席から子供達をさらって
それぞれに勝どきを挙げて、大きい方が勝利
今年は引き分けでした。細君が高校生の頃に観た時にゃ武田の勝利だったらしいんですが、
客席からは「毎年引き分けなのよ」なんて声も聞こえてました。どうなんでしょうね?
ともあれ、規模の大きな川中島ごっこ、思ってたよりもずっと見応えがありましたね。
参加している人達が楽しんでそうな雰囲気も伝わって来て、観客席も楽しめました。
またタイミングが合えば行きたいなァ。
……ってか、今日は長かったっスね。
最後までお付き合いいただいた方がいれば、ありがとうございました。
ダラダラと失礼いたしました。
でも、行ってみて損はありませんよ?ラーメンも肉も旨いし(笑)。
































