終戦 | 燕党の宴

終戦

 最後まで盛り上がった今年のセ・リーグを制した我がヤクルトスワローズ。
 日本シリーズは惨敗でした。

 戦前からSB有利とは思っていたものの、こうまで完膚なきまでに蹴散らされるとは(苦笑)。

 5戦とも5回までモタなかった先発投手陣は問題外。
 もともと真中監督は投手の見切りが早目なように見受けられる面もありますが、
 短期決戦では妥当な交代時期だったように思います。
 反面、リリーフ陣はシーズン通りに頑張ってくれました。
 久古のピッチングとか、鳥肌モノでしたもん。
 ただ、ワンポイントリリーフの寿命は長くない傾向にあるので、その辺りが心配です。
 スクリューでも覚えれば先発転向で長生きできそう?
 いやしかし、そうすると左のリリーフがゼロになる。それもツライ。
 左のリリーフをせめてもう1人増やすこと。
 あとは70試合以上投げてる投手が2人いますからね。そのケア。
 その辺が来季への課題の一つになりそうです。

 シリーズ中、早打ちの目立った打線。
 TVの前で何回「はえーよ!」って怒鳴ったことか(苦笑)。
 見たことない投手相手にブンブン振り回す。SBバッテリーはやりやすかったでしょうね。
 最終戦の川端と山田の最終打席。短期決戦こそあぁいうのが必要なんじゃないかと思います。
 まぁ、慣れない舞台で地に足が着いてなかったんでしょうね。
 なんて庇ってみても、打高投低と言われるチームで、強力打線なんて言われてもいますが、
 実際にシーズン中「好成績」と呼べる成績を残したのはタイトルを獲った3人だけ。
 固定できたメンバーも、その3人+2人だけ。
 全体的に打撃成績が低調だったセ・リーグではそれでも強力だったのかもしれませんが、
 3人を抑えれば点を取られない打線に脅威はありませんよね。
 しかも、2番~4番でかためてるから、この3人にまわらないイニングに点が入る気がしない。
 やはり川端を1番にして、小技の使える選手を2番に入れた方が効率的なような気がします。

 また、セカンド・キャッチャーには不動の山田・中村がいるとは言え、
 センター・ショートが固定できないのはいかにもツライです。
 「守備がイイ」って触れ込みで獲得した大引も、
 宮本を見慣れてしまったヤクルトファンにはまったく上手く見えない。
 どうせ上手くなくて打てないなら、少しでも将来性のある西浦あたりを使って欲しい。
 年齢的にはそろそろアレだけど、田中浩康はショートできないんだっけ?
 栗山・飯田・真中・青木と名手を輩出したヤクルトの中堅も今は低迷期。
 シリーズでイイトコを見せた上田には期待ですが、バレンティンの復調もビミョーなので、
 活性化のためにもオリックスを自由契約になった坂口か鉄平かは欲しいところ。
 両方好きな選手なので、個人的には両方獲って欲しいけど、財布事情もありますしね。
 中堅はドラ5の山崎晃大朗にも期待したいです。

 なんて色々言いましたけども、やっぱり一番の問題は石井一久以来エース不在の先発投手陣。
 エース不在はともかく、固定できたのが2人だけではいかにも心許ない。
 来年は館山の復活にも期待できそうですが、そもそもヤクルト投手陣は伝統的に怪我が多い。
 ケガさえなければ、小川.石川に館山.由規と村中で、マズマスの陣容が組めるハズなのに。
 それでも、やっぱり絶対的なエースの存在が必要不可欠かと思います。
 現有戦力の中から出てくるのか。ドラ1の原あたりが頑張るのか。
 今年頼りすぎて使い過ぎたリリーフ陣が来年以降も同じように機能するとは思えないし、
 やはり先発投手陣の整備が最急務なんでしようね。
 怪我人の復帰を頼みにしてリリーフ陣を使い過ぎで怪我させてたら本末転倒ですし。

 
 まぁ、素人がグダグダ言いましたけども、ともあれ今年はリーグ優勝したんです。
 真中監督以下、選手の皆々様、大変お疲れ様でした。
 来年も楽しませてくださいな。