前夜祭に思ったこと | 燕党の宴

前夜祭に思ったこと

 最近、「撮り鉄」の暴虐無人が取り沙汰される機会が増えましたね。

 俺の見た限り、今日(昨日)の[北陸前夜祭]ではそれほどの混乱もなかったように思います。

 

 まァ、いまさら上野駅で北陸のカッチリとした形式写真を撮ろうなんて人はほとんどいないんでしょうケド。

 

 …とは言え、「三脚・脚立ご遠慮くださーい」の注意に毒づいているサラリーマン風がチラホラいたのも事実。

 こういう日の三脚がご法度なのはボチボチ常識になってきてますから、ほんとに少数派です。

 

 これだけの群衆になれば普通の人から見れば異様なことには変わらないだろうけれど、

 今日ぐらいマッタリとしていれば、JR側もある程度は黙っててくれるだろうに。

 

 鉄道側とヲタ側の間には、暗黙の黙認ラインみたいなものが確かに存在する。

 にもかかわらず、それを普通に越えちゃうからおかしくなる。

 

 俺には鉄チャンのリアルな友人がいないとは言え、

 そういうコトを下の連中に教えてこなかった我々にも責任があるんだよなァ。

 

 ……とか思っていると、平気で敷地内に入ってってるのが俺の親父くらいの世代だったりする。

 

 今、若年層が槍玉に挙がることが多いですが、

 電車内での携帯のマナー同様、度が過ぎるのは高年齢層って場合も多々ある。

 

 俺だって小さい頃は親父といっしょに動いていたワケだけど、

 こういうのは親父から教わったワケじゃなくて、自分で体得してきた。

 

 そこでよく耳にするのが、職場等で、口で教えなければ何もできない社員の存在。

 あまり俺も人のことは言えないけれど、仕事には見て覚えたり体得して覚えたりすることも多々ある。

 そういう能力の欠如が、こういう場面でも現れているのではないか。

 

 

 また、報道にも問題がないワケではないと思う。

 ちょっと前から、鉄道趣味にスポットが当たるようになった。

 

 それから、今日みたいな列車の廃止の時だったり、SLの運行の時だったり、

 普段あまり電車に興味のない人が、このテの祭に参加することが増えてきたように思う。

 

 今日だって、女子高生風の人とか、「なになに?なんなの?」って群衆に入ってくる人がいた。

 そういう人が「暗黙の黙認ライン」など知っているワケがなく、危ない動きをすることも多々ある。

 これは本人が無自覚なだけにタチが悪い。


 

 俺だって清廉潔白に鉄道趣味をやってきたと言い切れるワケじゃなく、

 こういうのを記事にするガラでもないのだけれど、肩身が狭くなってきたので、ちょっと愚痴ってみました。



 

 やる時はウマくやりなさいって(笑)