フィリドールのデュオはまだ1曲しか公開していない状況なのでこの曲も作り直します。出版譜は三つあり、それぞれに2本のフルート用とフルートと通奏低音用の組曲が含まれています。作品1は各3曲で構成されています。

第1組曲 ヘ短調(原調はト短調)ドリア表記

●Tres lentement : 装飾音符の入れ方で雰囲気が決まるのでうまく統一しましょう。
●Rigaaudon en Rondeau : リゴードンの場合、イネガルは絶対必要ではありません。
●Courante en Contrefaiseurs : 前半はイネガルをしたいのに後半はもう書きこまれている状態なのでイネガルはやめておいたほうがいいでしょうか。
●Fugue : フーガといっても通常の意味とは違う内容です。これはイネガルを入れますね。

第2組曲 ヘ長調(原調はト長調)

●Fugue : これもフランス的な「フーガ」です。4分音符単位でイネガルを入れます。
●Air en Rondeau. Gayment : イネガルやります。第2フルート冒頭に書かれているF音は Couplet から戻るときだけ必要な音符です。最初は吹きません。
●Sarabande. Tres Proprement : 指示は「かなり正確に」なので音価の変動はなしの方向で。
●Fugue : 最後もフランス風フーガ。イネガルします。

http://aeolianconsort.chakin.com/Philidor_PD.htm