ボワモルティエにはフルートのデュエットが何集かあります。折角なので随時リコーダー版を作ろうと思います。作るにあたってこれまでは原調を短3度上げてアルト用にしてきましたが、今回からは全音下げてテノール用にすることにしました。理由は五線内の収まりがアルトよりはるかによい、という単純なものです。それにこれはあくまで譜面の体裁の問題でどの楽器を選択するかとは関係ありません。アルトせもソプラノでも、なんならバスでも自由に選べます。その場合でもC管用の譜面のほうが見やすいでしょう。なお、この手の曲のMP3作成は実に面倒この上ないので、申し訳ありませんが譜面の提供のみとさせていただきます。それ以外の作成方針はこれまでと変わりません。更に拍子記号を3とか2にする技を見つけたので重宝しています。
 なお、オリジナル譜はフレンチクレフで書かれています。アルト記号が読める人はそのまま使えます。ヴォイスフルートでフランスものをやる場合の基本技術でもありますので慣れておいて損はないでしょう。

ソナタ1 ニ短調(原調はホ短調)

楽章構成

Allemande. Gravement : アルマンドはあまり速くない4拍子です。
gayment : 曲種は書かれていませんが、Bourrèeでしょう。結構忙しい。
Lentement : これは舞曲っぽくありませんね。トリルをうまく効かせたい。
Gayment : 最後に速い3拍子が来るのは割とソナタの常道です。

http://aeolianconsort.chakin.com/Boismortier.htm#Sonates_a2_op2