5声×3部の15声の曲です。一番自然な分け方ですね。各部の音域もほとんど同じになっています。楽器指定はありません。
複合唱形式に忠実に出来ていて、まずは各部の紹介、序で全奏、それから応答となります。
59-61小節の各ソプラノにちょっと複雑な音形が現れます。私の手元にあるオリジナルはソプラノ3のQuintoだけなのですが、判読はかなり難しく、どうしても解釈を加えなければなりません。オリジナルがないパートは全集版を用いていますが、この箇所については全集版の解釈に疑問があるので従わず、私の解釈で作成しました。
第3部のソプラノは音域が広く、そのままでは無理なので一部でアルトと交換を行いました。
http://aeolianconsort.chakin.com/Gabrieli_G.htm#Canzoni_et_Sonate_Canzon_XVII_G_Gabrieli