ここから10声です。この声部数になると複合唱形式ではないほうが珍しい。というのもこれだけの声部数になると各声部の独立性と必然性の維持がかなり難しくなってくるからです。この曲にしても8声の曲との差異を明瞭に聞き分けられるのは擬似的に複合唱っぽくなっている3拍子部分くらいでしょうか。

http://aeolianconsort.chakin.com/Gabrieli_G.htm#Sacrae_Symphoniae_a10