IMSLPでこのソナタの弦楽五重奏編曲版のパート譜を見つけました。作曲者自身の編曲といわれるのでかなり貴重だと思います。仲間内で話題にしたらKQさんとご隠居からスコア制作の委嘱を受けてしまいました。私自身も関心があるし、ちょっと気分転換もしたかったのでやってみました。そのうちに原曲と比較できたらもっと面白かろうと考えてしまい、こっちも1802年の初版から作って加えることにしました。ピアノ譜制作は色々技を使わなければならないので結局これが一番時間を食ってしまいました。
作成の基本は原譜をなるべく忠実に再現することに置きました。ですからこれはいわゆる「校訂版」ではありません。アーティキュレーション記号や強弱記号の付け方はパート毎にかなりの相違がありますが一切手を付けていません。但し、スコアとしてまとめる上で必要な「処理」はしてあります。原曲も加えた関係でちょっと余計な手間もかかっていますのであしからず。
編曲版の記譜上の特徴を2つ指摘しておきます。第1に臨時記号の効果が同一小節内のオクターヴ上や下の音に及んでいます。例外的に書き込んである場合もありますが、ほとんど書かれていません。さすがにこれを放置すると読譜に支障が出そうなので付加しておきました。第2にスラーとタイの区別がありません。この場合、スラーの中に同音連続がある時にタイにするか、弾き直すか分からないのですが、仕方ないのでそのままにしてあります。原曲のほうはきちんと分けてあるのでそちらを参照して判断してください。
http://aeolianconsort.chakin.com/Beethoven.htm#Beethoven
作成の基本は原譜をなるべく忠実に再現することに置きました。ですからこれはいわゆる「校訂版」ではありません。アーティキュレーション記号や強弱記号の付け方はパート毎にかなりの相違がありますが一切手を付けていません。但し、スコアとしてまとめる上で必要な「処理」はしてあります。原曲も加えた関係でちょっと余計な手間もかかっていますのであしからず。
編曲版の記譜上の特徴を2つ指摘しておきます。第1に臨時記号の効果が同一小節内のオクターヴ上や下の音に及んでいます。例外的に書き込んである場合もありますが、ほとんど書かれていません。さすがにこれを放置すると読譜に支障が出そうなので付加しておきました。第2にスラーとタイの区別がありません。この場合、スラーの中に同音連続がある時にタイにするか、弾き直すか分からないのですが、仕方ないのでそのままにしてあります。原曲のほうはきちんと分けてあるのでそちらを参照して判断してください。
http://aeolianconsort.chakin.com/Beethoven.htm#Beethoven