Nova MusicesOrganicae Tabulatura Theil 3

 マスケーラ・シリーズはこれで完結です。原典はとてもきれいに書かれているのですが、やっぱり誤植というか誤記は避けられないらしく、疑問箇所がいくつか見受けられます。変化音表記の欠落はままあることなのでいいとして、平行8度、平行5度などは当時の曲では全く禁止されているとも言えないので判断が微妙です。和音がおかしい場合だけは明白な間違いと認められるでしょう。今回は実用譜としたので注は付けていませんので、気になる方は原典に当たってください。ミュンヘン州立図書館のデジタル・ライブラリーにあります。

http://aeolianconsort.chakin.com/Maschera.htm