Agricola "Tout a pour moy""D'ung aultre amer"

 2曲ともかなり愉快です。"Tout a pour moy"は定旋律パートの拍子が○で他のパートの半分の音価で書かれています。つまり他のパートの3小節で1小節になります。言葉にすると面倒ですが総譜を参照すれば分かりやすいでしょう。実は昨日の"De tous biens playne"(I)もこの形で書かれています。今回はちょっと無理してなるべく原典に忠実に作ってみました(小節線は付けました)。当時はこれをパート譜だけでやっていたんですからたいしたものですね。"D'ung aultre amer"のほうは普通の書き方です。こちらは音域が広くて移調程度ではどうしようもないのでそのままにしてあります。

http://aeolianconsort.chakin.com/Chansonnier_de_Florence.htm#Manoscritto_di_Firenze_60