モンテ・マヨールについてはフィレンツェの人らしい位しか分かりません。綴りは原譜に従いましたが、ネットで検索したところ、名前が"Cristoforo"とありました。この程度の違いはありがちですし、1例しか見つからなかったので採用していません。
 元は見開き2ページに4パートが書かれた声楽用の筆写譜です。判読に支障はありませんでした。4部に分かれていて(原譜もそう割り振ってあります)第3部からようやく定旋律が登場します。第4部にはソプラノに"Canon sub Diapason"の指示があります。1オクターヴ下で応答するカノンです。応答用のパート譜は付いていないので私が嵌め込みました。99%は問題ありませんが、2箇所、他のパートに不自然なところが発生するので手直ししてあります。現代譜などありそうもないので確認は取れませんが、なんとかなっていると思います。
 アルト・パートは第4部だけ音が低いのでテノールにしてありますが、1-3部はアルトのままでかまいません。持ち替えも可です。

http://aeolianconsort.chakin.com/gakufu_main.htm#Monte_Maior