曲の解説はもう不要ですので注意事項を2点書いておきます。
 装飾記号"R"はredoble(レドーブレ)の頭文字です。最後にターンを加えた普通のトリルです。冒頭も上からかけるバロック式ではなく下からかけます。E音なら EFEFEFEDE もしくはDEFEFEFEDEになります。後者の場合、大抵、譜面に書いてあるのであまり迷わずに済みます。
 3連符の処理は割りと面倒です。該当小節には"3"と書かれているのですが、タブ譜の場合、最少音価しか判らないので小節全体の音価は不明です。8分音符なら普通の3連符処理でなんとかなりますが、4分音符だと困ります。第8旋法のティエントの場合はソプラノに限定されていたので他の音価は4/4のままにして強引に押し込みました。複数の声部にまたがっている時は4/2もしくは12/4にする必要が出て来るでしょう。その都度、考えるつもりです。

http://aeolianconsort.chakin.com/Arauxo.htm#Tiento_de_Medio_Registro_de_Tiple_de_Septimo_Tono_Arauxo