アラウホの原書のコピーが手に入ったので早速オルガン・タブラチュアの読解練習をしてみました。1曲やってみて大分感触がつかめました。
 この曲を選んだのはまぁそれこそ偶然です。何となくソプラノ独奏用の曲を作りたかったのです。でもとても良い曲でした。Midio Registroは中央のCを境にストップを分ける方式で、de Tipleが付くと上はソプラノだけ、残り3声が下声になります。ですからこの表記のある曲ならソプラノ・ソロにぴったりになります。最低音がCisなので音域に悩みがありません。低音部は高音でも中央のC止まりなのでバス軍団で済ませます。一番下はCバスになりますが少し弱いならFバスに任せれば良いでしょう。パート譜も二つ用意しました。とはいえ、原曲からいうと低音部は楽器が異なるほうが効果的に違いないし、長い音が多いのでヴィオルとかオルガンにやってもらうのがより良いと思います。

http://aeolianconsort.chakin.com/Arauxo.htm#Tiento_de_Medio_Registro_de_Tiple_de_Octavo_Tono_Arauxo