対位法が簡単なので比較的縦が揃えやすい曲です。一貫した主題はなく、様々な曲調の単位を積み上げていく形になっています。

1-13小節 第1部 3小節目のソプラノに配慮して4小節1拍目までは導入と解釈してゆっくりやるのがいいでしょう。
14-31小節 第2部 速めにやってヘミオラを効かすところです。一箇所不完全小節があるので注意してください。最後にリタルダンドすると次に繋げやすいでしょう。
32-48小節 第3部 4拍子に戻ります。前半は第1部の再現げ後半は自由な形になります。滑らかにやればなんとかなるでしょう。
49-63小節 第4部 バスにお任せですね。
64-70小節 第5部 独立した単位というより第4部の結尾みたいな感じです。遅くしないほうがいいでしょう。
71-99小節 第6部 ドローンを生かして舞曲的に快調に飛ばしたいですね。

http://aeolianconsort.chakin.com/Cabanilles.htm# Tiento_IV_lleno_2_tono_Anonimo_Cabanilles