原曲があまりに有名なだけにこれまで何回も吹いてしまい、ちょっと新味に乏しい。その点、このミサならヴァリアンテが楽しめるのが嬉しいですね。この曲そのものもとても優れた作品です。原曲と比べてみるとはっきりしますが旋律線はほとんど改変されていませんので同じような感覚で吹き通せます。但し、旋律の模倣が頻発するのでどこら辺をやっているのか見失う危険性はありますが。残りも入れる予定にしています。
 元は全音高く、編成はSSATTBですが、そのままだと曲ごとに色々楽器を代える必要が出てしまうのでAATTBBで全曲通せるようにしました。キリエ、グロリアとも定旋律を2回繰り返します。
 記譜の点で3音連結符の音価が問題になります。参照した譜面二つでは処理が異なっていますし、どちらもあまり響きがよくないので、その都度実践的に判断しました。研究に基づくものではないので悪しからず。該当するのは次の箇所です。

キリエ 28・29小節T1 = 3:3:2 99小節T1 = 1:1:2
グロリア 38小節A2 = どちらも1:1:2

http://aeolianconsort.chakin.com/Morales.htm