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<夢メモ>叱ってごめんよ
母と通院する夢
夢の中の母はまだ歩ける
非常に遅い行軍だが
背は曲がって
身長も低く、元から小柄だったのが
一層小さくなり
そんな母と共に歩く夢
病院までは電車移動らしい
駅の近く
石造りの駅舎が背景に見える
電車もホームの様子も見えないが
巨大な石の塊を背景に望む
輝く陽射しの下
兄も一緒に出掛けて
写真を撮ったなあ、と懐かしむ
見遣った先、ちょうど防犯カメラのレンズが目に入る
どうしてなのかその映像を見られるようだ
スマホで、というかグーグルの定点カメラか?
だがそこに映るのは、また別の母娘
仲の良い家族なのだろうが
自分達ではない
自分達のかつての元気な頃では
それを見て、今は兄はいなかったと我に返る
電車に乗り込む
座席に座れそうではあるのだが
母に合わせてゆっくりゆっくりなので
到底先に座れたりはしない
手前の方の座席は乗客のおばちゃん達が我先にと埋めてしまう
まだ若い、5~60代か
前々追い着けない
漸くに進むと
おばちゃんらの奥の方
席を空けてはくれていたようだ
母を座らせようと考えるが
立ち・座りの動作の方がしんどいと
大人しく固まるようにじっとする母
目を瞑って亀のようにじっとしている
付き合って立って乗る
吊り革に摑まって
母は吊り革に届かないので
極力優しく背中に手を添えて支える
自分は薄緑か、の手すりに摑まる
目的駅に到着
たっぷりと時間をかけてまた降りる準備
終着駅なのか、停車時間はたんまりある
不意に、向かいの吊り革の方で立っていた乗客におずおずと声を掛けられる
向かいの座席にも空きがあったので座席を譲る意味で立っていたのだろうか
見た目はチンピラのような、やくざのような
二人組の男性
派手ではなく強面で、4~50代?
白い吊り革を基部から取り外して渡してくれる
スライドして外せるようになっているらしい
(現実ではないサービスだが)
これを駅員に提示する事で
介助と認められて運賃の値引きが行われると
白い三角のプラスチック製の輪、トライアングルのような
これに、撓んでもほぼ直線を保つ厚手のビニールの帯が付いて
その上方で白いプラスチックの短い円筒、竹のように切り立っている、と繋がっている
この円筒からが外して持ち出せる、というわけだ
降りた駅舎にて
駅員にこれを提示
何だか昔な造りの駅舎だ
改札脇の座席に駅員が常に詰めている
障害者手帳は持っていますか、と問われる
この夢では取得はしているのだが
家に置いてきてしまった
そうだな、値引きを受けようと考える余裕が無かった
困っていると、駅員さんが確認を取ってくれると
一目瞭然で介助と分かるから
手帳の発行履歴が分かれば値引きできるらしい
お願いします、と伝える
待つ間に選挙のアナウンス
ニュース番組が駅員の詰所から聞こえてくるとかか?
言われている政策に腹が立つ
社会保障の切り下げ、みたいな話だろうか
病院へ
父の具合説明
(入院しているのだろうか?)
お腹の辺りに患部の×点
しかし服を脱がせやすくなると
何にでも利点はあるものだ
しかしこの女性の看護師さん
絵が上手い
多分、下地の元絵が在って
説明用の人体図…というより簡単なキャラクターじみた絵
そこに緑のネグリジェのような服の絵を上から描いていて
それが上に切り開かれているという図だが
服の描き方、タッチも巧い
全体の服の構図も巧い
塗りも綺麗(マーカーペンだろうに)
絵心がある
というか、イラストが趣味なのだろうか
そんなに時間をかけて描いたふうでもないのが
より一層、描き慣れてる感じがする
→見舞い、診察、治療も終わったのか
母を病院に預けて
一人後始末
何をか判明して
母に電話を掛ける
頑張ってやってくれたのか
何処か自慢げ、嬉しそうに話す母だが
心配の余りカッとして「〇〇とちゃうやろ!」と声を荒げてしまう
多分だが、待っててもらったところ大丈夫だから一人で帰った、みたいな話か
反射のように「すいませんでしたー!」と謝る母
いや、そんな、怒っているわけでは
つい怒気を出してしまったことを後悔
その後から後から嫌な気分に
病院でも叱られて、こんなふうに謝っているのだろうか
慣れている感じがする
→勤め先へ
スーパーのような
ディスカウントストアのような店
日用品を扱うドラッグストアで、そこに薬の処方を貰いに来たのか
カウンターで軽口をきく同僚
男二人
内の一人がもう片方に喋っている
自分らの悪口というか
軽口だが
母の事も軽口にされて
背後の入り口からやって来て
カウンターにいる二人に声をかける
ツッコミを入れるつもりだったのだが
「何をぬかしとんねん…」
小声で怒り心頭の声が出てしまう
小分けにした薬か
ビニールの小袋に、一回分に切り分けた錠剤をもらっていく
下手に出てはいるが
相手も内心反発している感が声色から感じられる
※本編。夢でもお母さんと居られて嬉しかった。叱ってしまった、というのは多分昔の後悔からだろうか。認知傾向が出てからよくものを失くしてしまっていたし。車椅子を押しているとき、間違えてなのか、ずっと兄の名で呼ばれて腹を立てた事も在った。世話しているのは自分なのにと。腹を立てるような事でも無かったのだが、ちくりと引っかかるそれを、ずっと言われ続けたもんで。訂正しても訂正しても直らなくて。終いに腹を立ててしまった。お母さんがしっかりしていた頃は全てが幸せだった。何を聞いても、家の中の探し物はすぐ見付けてくれて。正に柱だった。うちの幸運の女神だと、言葉にして伝えていたくらいだ