NICOH(ニコー) 電撃殺虫ラケット「蚊Racket虫(カラケッチュウ)」 グリーン NCS-R20 蚊 ハエ 殺虫 殺虫器 蚊取り
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Ｇ－３５５８ 満ち足りた日々の火花
父が食いさしの漬物（白菜）を片付けないものでね。
コバエが湧いてしまって。
ちょっと数いたけど、そんなに大量でもなかった。
ここ一週間ほど、やっつけにやっつけてきたんですけど、なんでかいなくなりはしないんだな…？
ＫＩＺＵＩです。
その時に使ったのが、久々に購入した電撃殺虫ラケット。
もう随分前ですよ、前回買ったのって。
十年…は越えてる、二十年くらい経たないか？
流石にそこまではしないか。
確か仕事に行き始めて、初任給、からもうちょっと経ってたかな。
初めて自分で得た資金、やっとこ少しだけ欲しい物が買えるようになった頃。
お母さんと一緒によく、ぶらりと買い物に出て。
近所の記念会館で稀にやってる出物市みたいな催しに行ったり。
スーパーの２階とかの、雑貨コーナーも見て回れるようになった。
いつも一階の食品コーナーだけ慌ただしく見てすぐ帰る感じだったからな。
有給とか土曜休みとか、二人でゆったりと。
物見遊山…というには近場過ぎるか。
だがまあ、それはそれは楽しかった。
嬉しかった、かな、自分的には。
ずっと迷惑ばかりかけてきたから、やっと親孝行が少しできると思って。
恩なんて全然返し切れないけど。
何よりも、一緒にいるだけで、いられるだけで幸せだった。
確かあれ、スーパーの２階とかで購入したのかな、電撃ラケット。
あれどこ行っちゃったのかなあ。
すっかり見ない、前のは捨てちゃったのだろうか？
電池切れか何かで。
冬場は使わないからなあ。
振り返れば、長いようで僅かな期間だった。
お母さんとのんびりお買い物を楽しめた日々。
ずっとそんな暮らしが続くと思っていた。
ささやかでも満ち足りた、瑞々しい幸せの日々。
本当に、僅かの金、微かの贅沢。
そのくらいしか出来なかったな。
温泉や旅にでも連れて行ってあげたかったけど。
車も無いしなあ。
遠出をしたがるでもなかったし、その内に、歳を取って体力も落ちてきて。
それでもずっと家事をがんばってくれて。
毎日弁当、作ってくれたなあ…。
そうそう、ラケットの方は、なんだか効果の印象があんまりないな？
大きめの蛾をやっつけた記憶あるけど。
さて今、対象は細かなコバエ。
時代を経て改良されているんではないかと思うけど、今度は格安店で半額で得た電撃殺虫ラケット。
網目はちょっと荒そうだけど…
３ミリ程度の穴空いちゃってない？
それでも飛んでいるのなら当たるかもと振り回すんですが。
やはり決まらない。
すり抜けているのか、それとも風圧に任せて逃れているのか。
おのれ…！
しかし、対象のコバエが多くなにぶん試行回数が多いので、極稀にですがヒットはするのです。
てっきり、パチッと音がして、捕まえたんかどうなんか～とよくよく観察したら金属網目の隙間に死骸が挟まってるよ、みたいなのを想像してたんですよ。
驚きましたね。
ヒット時に「バァン！！」みたいな炸裂音がして、明らかな火花が爆ぜるのです。
ええ…、相手、ゴマ粒よりも小さなコバエですよ。
すげーな電撃。
そういやあ昔、蛾をやったときも驚いたなあと不意に思い出す。
あ～でも慣れると爽快で気持ちいい。
「やっつけた」感がある。
クリーンヒット感。
というわけで今日も今日とて数匹のコバエを見咎めてはラケットを振るのですが、面白いように当たらない。
すり抜け説本当にあるでこれ。
でも多分、飛行方向がさ、驚かせても垂直には飛び上がらないんだよなあ。
水平に行きよる。
ガムテか、いっそ手の方が成功率遥かに高いんですけどね。
もう何十匹やっつけたことか。
思い返すとそれも毎年やってたなあ。
今年の漬物みたいに原因明らかではなかったけど。
お母さんによく報告してたわ。
一時飼ってたメダカの餌に実は粒っぽい虫が湧いていた、ってことがあって、名前も未だ分かんないんだけど。
分かんないままに「プチ虫ハンター」を名乗ってたなあ。
プチっと潰れるからプチ虫。
…ダニとかじゃあねーだろうな？
↑こういうランプ型の電撃殺虫器も買って来てある。あんまり使ってないけど、今のところはまだ成果無いみたい？モノによって結構効果違うのかな。或いは虫の種類によってか？どこかに漬物仕掛けたらめっちゃ取れるんじゃないの