ペルソナ3 リロード - PS4
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Ｇ－３５３３ あのころは笑って
ＧＷでお買い物に遠出をしましてね。
その時に寄り道して、旧宅の方へと足を延ばしました。
ＫＩＺＵＩです。
普段は遠くてなかなか行けないんですが。
一回引っ越してるんですよね。
多感な時期だったのですごく反発して。
でもまあ、納得するしかないかと。
出ていく際までずっと別れを惜しんでいた。
もう３０年も前になるかな。
でも、そこまで遠いわけじゃあないんですよ。
自転車で行ける距離。
徒歩でもまあ、行けなくはないが
…かなりかかるからな。
目的の店はそこより更に倍ほど遠いので、行った日は疲れて寝ちゃうんですよね。
お陰で原神のデイリー任務を熟すまでさえ起きてられんかった(笑)。
寂れた町です。
今となっては拍車がかかってる。
でもやっぱり懐かしい。
残っている。
あの日の思い出のままに、街の造りは残ってる。
もしかすると容れ物だけで、中の人はもう入れ替わっているのかも。
３０年も経つんですもん。
僕の家はもうそこには無いし。
影も形も無い。
でもね。
道の造りは同じなんですよ。
ああ、あのどんぐり拾った家、子供の頃は遠く感じたのに、こんなに近かったのか。
この道まで出ると視界が開けて、空が広く感じるんだよな。
そうだった、そうだった。
ここまで来たらこの景色なんだ…
小さい頃は一人で商店街の端まで来ることなんてあんまり無かったけど。
この辺りで東を向くと、自動車道の高架が道の奥に見えて、珍しい景色になるんだ。
懐かしい。
愛おしい。
幼かった日の記憶が輝いて見える。
でももう、この手は届かない。
幼かったあの頃が。
何にも無くて。
欲しいもののなにもが手に入らなくて。
ほんの僅か手にした小さな宝物を愛でて。
それでも幸せだった。
今なら分かる。
そこには自分の本当に求めるものの全てがあった。
母がいて。
父がいて。
兄がいて。
みな、若く元気で。
自分は幼くて。
未来はまだまだこれからで。
生まれ育った家が在って。
みんなで笑って生きていて。
貧しくてもそこには、家族があった。
暮らしがあって。
ぼくはそこにいた。
その中にいたんだ。
自分が確かにいたこと、それを覚えてる。
今みたいに散り散りじゃなく。
孤独に苛まれることもなく。
もう戻れない、なんて嘆く日が来るとは思わず。
けど少し未来を恐れてもいた。
小さな手の中の確かな幸福を失う事、そればかり恐れてさ。
言わんこっちゃない。
それでも大事に大事に抱えてきたから。
これほどまでに持ち堪えてきたのか。
幸福な人生だった。
釣りがくるほどに。
温かな青春だった。
鮮烈ではなくとも、繊細で、柔らかな優しさに満ちていた。
穏やかで、護られていて。
一緒にいられた。
ずっと一緒にいてくれた。
商店街の端のおもちゃ屋、もう無くなってしまってたな。
その奥、駅前の本屋ももう無い。
すっかりシャッター通りだな。
引っ越す少し前にできた大きなスーパーはまだ残ってた。
２階には百均が新しく入ってて、ちょっと覗いたんだが。
昔その辺りに在った子供用の遊具と同じようなものが置いてあって、妙に感動した。
角が薬局になってて、そこに置いてたのと同じような。
お金を入れると揺れる、跨って乗るやつだ。
あれはでも確かＵＦＯの形で、今置いてるのは動物みたいのだった。
初めてのお使いに行った豆腐屋さえもまだ残ってた。
けど祝日だからか、閉まってたな。
家の裏、中華屋は閉まっていて、もう営業していないのだろう、ボロボロだ。
ガラの悪い落書きだらけで酷い。
昔からあったスナックは、今でもまだ営業しているのだろうか？
パチンコ屋までもが無くなっている。
角のタバコ屋は、自販機だけ残っている。
品揃えは全然違うけど。
裏のおばあちゃんち、もう住んでないのかな。
蔦が絡んで伸びてた家だけど、鬱蒼と生い茂って包み込まれてた。
年数が経ったんだなあ。
ああ、思い出ばかりだ。
暗い道を母と二人歩いた。
駅前を通り、信号を渡って。
家に風呂が無くて、毎晩銭湯に通っていたから。
手を繋いで。
お母さんは歌を歌ってくれて。
素朴な童謡の懐かしい歌詞。
また聞きたいよ。
お母さんの、誰よりやさしい歌声を。
↑ＧＷ買えなかった心残り、というかメガテンＶＶはまだ売ってないんか。まさかなー、メガテン５がＰＳに来ようとは…。メガテン４からの流れでこれも任天堂独占だと思ったからもう買っちゃったんだよ。まさかこんな展開が待っていようとはなあ。よもやのメガテン３リマスターがスイッチにもプレステにも展開されたってのが伏線になっていたとは。驚きんこよ。メガテン３の頃の義理立てで出しただけなんかなと思うじゃない。てことはアレだね、メガテン４とそのＦＩＮＡＬが３ＤＳ独占だったのは、単にハード特性上の２画面が必要だったってことかな。くっそ…当然として買うならＶＶ買うじゃない。ぶいぶい