G-3500 ロボットトイ今昔 | ガンダムFREAK!! <B-Edition>

G-3500 ロボットトイ今昔

オイオイ更新いつの間にか3500回やんけ、記念すべきやんけとも思ったんですけど。

なんか新体制での更新(一日おきのリズムからいったん解放してみた)になってから書きたい事が多過ぎちゃって。

そんなこんなで今日もフツーに更新するわな。

KIZUIです。

じゃあここだけでも…3500回記念ヒュードンドンパフパフ(これってとんねるずあんま知らん世代には既に刺さらないんだろうか)

 

 

 

最近のプラモやキャラもの、主にロボ系…というかトイ全体を見ていて思うんですけど。

結構、昔とは様変わりしたなと。

当たり前なんですけどね。

 

いやでも考えてみたら、根っこは一緒なのか…?

 

昔、昭和末期から平成初期にかけてのロボキャラものの場合、基本的には1年クールで作品を展開してきた。

主人公ロボは基本的に一体(初代ガンダム等)。

一方で、2号ロボという文化も根底に根付いていた(ダンバイン、エルガイム等)。

後半主役機である事もあれば(上記サンライズ系など)、一時的な主人公ロボの代打で、最終的に新旧主人公で合体する事もあった(勇者ロボ系)。

 

立体玩具の展開としてはそれら主役級を山場としつつも、味方脇役キャラを月々リリースしたり、年に一回程度は悪役キャラも商品化していた。

 

勇者ロボでいうと敵方はほぼ商品化されなかったし、エルドランなら主要主役機が良いところ出て3体。

もちろん通年プロジェクトとして周辺アイテムの展開などは在りましたが。

 

プラモはそれら完成品アイテムと比して単価が遥かに廉価、というアドバンテージが在りました。

ガンプラで顕著、当時の流行りではSDガンダムなのですが、BB戦士と元祖SDの二大ライン、どころか魔神英雄伝ワタルのプラクションもグランゾートもムサシロードもアイアンリーガーも、プラモは大体1000円下回るくらいだったんですよね。

何せ1000円を超えれば結構豪華な大物という風潮。

今となってはガンプラも高額化が進み完成品トイと比してもそこまで差が無くなってきていますが。

 

それらプラモも同じく、味方キャラの商品化がやっぱり大勢。

例えばBB戦士などはその最盛期に於いて大分と整備され、通年で一本の戦国伝シリーズをやりつつ、特別企画的にその他の商品を入れ込んでいたりしました。

急に竜機ドラグーンが出たりヴィクトリーガンダムが出たりね。

ただこの一年1シリーズ体制下でも、味方軍団が10体ほど出て、敵はラスボスが一体という構成が多かった。

頭数だけで比するのなら圧倒、それでもなかなか歯が立たないラスボスってのは突出して強いんだなと、逆にそちらに惹かれましたね(笑)。

500円商品なのに圧倒的に強い設定の魔刃頑駄無とか好きだったな。

 

一言で言うのならば、「最強軍団展開方式」。

自軍がどこまでも強くなる、カッコいい正義のロボたちが挫けずに結集していくという図式ですね。

 

遡って昭和期、仮にファーストガンダムやダンバインとかを題に取ると、結構敵メカが多い。

だって毎回出てくるやられ役が必要なので、自軍よりバリエーション豊富なんだもん。

言うなれば「四面楚歌孤軍奮闘方式」。

とは言っても味方の脇メカもいるので、劇中の物量とかではなく立体商品化点数を見れば、存外そこまで離されてるとかでもないんですけど。

 

まあこういう風に区分してはみましたが、初登場時は敵か味方か不分明みたいなのも多いので、きっちり味方が何点、敵が何点という数え分けもしにくかったりしますが。

キングジェイダーはライバル的位置付けだが共闘してるし、まあ勇者軍団に入れるに異存が無いだろうところでもあるしな…出自がだいぶ異なってるけど。

 

こういう販売方式、不文の黄金律として今ももちろん息づいてると思います。

シンカリオンとかどう考えても最強軍団展開方式の含む事ラスボスだもんな。

 

ただ最近の新しい動きとして定着したのが、「主人公マルチフォーム方式」。

ロボじゃないですが仮面ライダーで特に多い、アナザーフォームに変身しまくる。

 

これってライダーの数を徒に増やさないようにしつつも多彩な活躍が見れて面白い発明だとは感じるんですよ、正味スーツを毎度作らねばならないライダーとは一番相性が悪いんではないかと思っていた方式ではあるけど、意外に定着したんですね?

絵として描けばいいアニメでは、SEEDのストライクやSEED-Dのインパルス、最近ではビルドダイバーズリライズのプラネットシステムなどで大々的に導入されました。

プラモなら金型流用で派生させられる。

ライダーはちょっと、金型流用利いてるのかどうか…すいません、ちょっとライダー玩具には明るくなく、何とも言えませんが。

 

昔から無いでもないんですが、この主人公マルチフォーム、なかなか現代に特徴的だなと。

一番人気の主人公でこそ商品を展開する。

顔役の主人公にマルチな魅力を持たせることで更に人気を加速させ、シリーズを牽引してもらいつつ、一定程度の売れ行きが見込める主人公補正という担保を得る。

 

これを見てて思うのが、深読みの思い込みと流し読んでいただいて構わないのですが、少子化に伴う贅沢傾向みたいなものもあるんじゃないかと。

昔の脇役キャラ商品って、正味、諦めるのが前提というか、買えるのなら買う、シリーズ大好きなら買い揃えるみたいなとこもあったのかなと。

対して主人公新フォームは都度、シリーズのターム毎の目玉みたいな売り方になるんじゃないだろうか。

次のも買いたい、という、子供一人にかけるお金が昔より大きくなってたりすんじゃないかなと。

それでいて多キャラでもあったりするもんな。

 

いやまあ、一概に主人公のマルチフォームだとしさえすれば売れるってもんでもないんでね。

論拠として強いとも言えんのですが。

ただ新フォームは、それはそれでやっぱ魅力感じてしまうよね~。

ガンプラでは色替え伴ってやってくれたりしたらいいんだけどね、売り切れのプルタインガンダム欲しい…。

 

そうそう、変わり種としたら、ゾイドでよく用いられる味方と対になる敵をも売り出す「ライバル対峙方式」みたいのもありますね。

トランスフォーマーでも使われる。

これなかなかバランスいいけど、ちょっと無理からなとこもないではないんだよな。

 

提案するとしたらシリーズの味方を基本ラインナップにしつつ、敵は敵で別ライン商品として販売するってのどうかな?

もしかしたら結構やってるのか、ウルトラマンで言うと怪獣をソフビで出すみたいに、仮面ライダーとか戦隊とかもそれでやっては、って事なんだが。

ガンプラだと500円くらいの廉価ラインで敵をやっては、と思ったが、水星の魔女とかかなりキット化してくれたんだな。

それも力の入ったHGラインで。

正味それが一番嬉しい形ではある、統一性もあるし。

 

 

 

 

↑うっそ、水星の終盤メカ・ガンドノード出るの!?ま~たプレバン限定の売り切れか!それは一般販売してくれよ~。あれだよな、最近のガンプラは海外展開に力入れてさ、パッケージも英語対応になったじゃん?お陰でクッソ小さいフォントになってしまったけれど。それっててっきり、国内流通量を大幅に増やして、余った分を海外にそのまま回せる、海外向け在庫はその様子を見てから展開できる、追加生産必要なら国内二次出荷と同時に行えるというようなオールメリットで考えちゃうじゃない?実際は海外に在庫取られて国内流通が足りないですよとなるんだから、わかんないもんだよな。全くの本末転倒だぜ。もう暫し落ち着くまではこの苦しい状況続くんだろうが、励んでくれたまえよ