G-3386 <ゲーム感想>原神(PS4) その29 淡き海に沈みし | ガンダムFREAK!! <B-Edition>

G-3386 <ゲーム感想>原神(PS4) その29 淡き海に沈みし

真面目で素直で不器用キャラっつーんで竈門炭治郎のフォロワーだろという目でしか見てなかった、アニメ「シャドウバースF」の主人公・天竜ライト。

その不器用さで思い悩んでいたとは…

ちょっと違うけど、若干、発達障害傾向というか。

そういう弱さを抱えていたと知って、評価が180度変わった。

てか俺は泣いた。

KIZUIです。

天竜という名字がちょっとイメージ的に悪さしてんじゃないか?

プロレスラーにも通じるし、如何にも強そう感出してちゃってるし。

レーヴァテインドラゴンから来てるならまあ仕方無いけどさ。

だとしても燐ヶ崎ライトとかで良かったんじゃねーか?

でもまあ、本当に最高のコンテンツを作る会社ですよ、サイゲームスは!!

それを実感した。

バンドリ・It’s My GOにも通じる感動があった。

 

 

 

原神感想。

期間限定イベント「トルクシーの不思議な冒険」良かったですね…!

もう終わっちゃいましたが。

 

いつも思うんだが、制作が頑張ってくれるが故、イベントの実施期間ちょっと短いんだよな。

どれも中々出来が良くて、キャラごとの掘り下げイベントとして永久実装して欲しいなと願うばかり。

是非是非。

ゲームボリューム更に爆上がりするやん?

 

トルクシーは最初、フォンテーヌ地方の新キャラ・フレミネがフィーチャーされるというのを聞いてね。

はいはいイケメンイケメン、と敬遠してたら、存外良かった。

今週忙しかったんで、締め切り間際に急ぎでやっちゃいましたよ。

 

フレミネ君、思っていたよりずっと幼く見える。

そしてそばかすがあるやん。

何か個人的に、単なるイケメンじゃないんだと深みを感じられた。

性格も純朴な照れ屋で真面目。

ええ子やないか…!!

これで男でさえなければな(コラコラ

 

ゲスト的にパーティーインしますが、何とも一緒に旅してみたくなる繊細さよ。

全く嫌みがない。

使ってみた性能はどうもよく分からん、というかイマイチ?

あんまり水元素な役割でもない…?

つか、えっ、氷元素か?

 

この我が使いこなせてないだけでしょうけどね。

というかそも理解をしてねーんだよな。

「腕試し」イベント時みたいな説明がさっぱり無い。

キャラ性能全く分からんで適当に使ってるから。

 

イベント進めていったら、正式に(?)お迎えは出来たようです。

時期が来たら消えたりしないだろうな?

 

この方式でキャラ配布、すごくいい…

けど、ガチャの課金導線を潰すのはどうなのよ?

原神では唯一の儲けポイントじゃないか?

まあフレミネだからこそ許された大盤振る舞いなんでしょうね。

知れば知るほど味のある良い子なんですよ。

パッと見の派手さは乏しいか?

主張の控えめなところが良い子なんですよ。

 

完全無償のキャラ配布、ちょっと実験的な意味合いも在るかもですね。

めちゃくちゃ毛色は違うけど、同じくキャラゲと言えなくもない「千年戦争アイギス」もイベント報酬での新キャラ配布はしばしばやってたし、それでユーザーを繋ぎ留めてる感はあった。

今もたまにアイギスやるんだけど、パソコンちゃんがだいぶ弱ってて、満足に動かんのよね…。

ブラウザゲの負荷に耐えられんってどうなのよ。

この故に最近はPS4で原神ばっかやっとるわけ。

ゲーミングPC欲しい。

 

トルクシーに話を戻すと、シナリオが意外に良かった。

前後してゲームレビュー投稿サイトを目にする機会があったんですが、MIHOYOの新作タイトル「ゼンレスゾーンゼロ」の感想を目にしまして。

なんだったっけか、「MIHOYOはいつもだが、面白くもなんともないイベントシナリオを強制で見させられるのだけなんとかしろ」「日本人スタッフを入れたら解決すんのにな」みたいな趣旨のこと書かれてて。

 

酷評に見えますが、まあ、ネットの感想なんてこんなもんです(笑)。

むしろかなり甘口、大分作品の評価(というか会社への評価)高いのんね。

そこの感想って、普通もっと罵詈雑言しか書いてないようなとこですよ。

「そこだけ」なんてわけないんですけどね、不満製造マシーンが犇く魔境に於いて。

 

まあ正直、日本人スタッフを入れたら解決する云々はちょっと民族的自己評価高過ぎというか、そんなわけねーだろうがという気はするけど。

「日本人スタッフ」じゃなくて、「日本の腕利きライター」とか、「実績あるスタッフ」と置き換えるならまあ話の筋は通る。

 

ただ、「面白くもなんともないシナリオ」だっけ?

いや、「感情が動かないストーリー」だっけ?

そこは一理、というか。

正直否定しきれんところもあるんですよ。

 

まあ感覚が結構日本人と違うので響きにくい、もあるし。

道徳的な縛りというんですかね、そこが良いんですが、あんまり恋愛ロマンスとか肉体関係とか過去に男女関係にあったんだとか、そういうドロドロは描かないってのが、すごくいい塩梅なんですけど。

個人的には今のままの方針でいてほしい。

安心して見てられる。

 

ただまあ、過激な妄想の過ぎる日本ファンにはちょっと刺激が足りなかったりするのかな、みたいな感もあるんです。

服装の露出とかも随分と規制受けてますしね。

故にこそ世界的に、国際展開できてるんですけど。

 

ちょっとだけ言うと、淡い恋心、誠実な片想いだけでも描くとちょっと変わって来るか。

ショタキャラが年上お姉さんに本気で恋しちゃうとか良いスパイスになると思うが。

なんかこう、実際に発展するとかじゃなくてね。

精々自分磨きに結論付けられちゃうようなさ。

「この感情の正体は尊敬だ!でもきっと、それだけじゃなかった…」

みたいなさ。

 

後はそうだな、親子の情、きょうだいの絆、ライバルの憎悪・確執みたいな、もうちょっと「強い感情」を描いても良いと思う。

言っちゃなんですが、人間味を感じられなくて薄味に思われてしまう、それこそ作品世界そのものが「淡く」思える。

そこが良さでもあるんですけどね!

 

今回のトルクシーでは、というかこれまでも期間イベントではそういうのが結構描かれてはいるんですけど。

問題なのは、それが他人…というかモブ間での家庭事情ばかりなんですよ。

主人公ら仲間のキャラ、或いは潜在的に引き得るガチャキャラは主には「関わっていない」。

そこにガチャキャラがいっちょかみしている、のパターンばかり。

 

いやこれね、すっごいよく出来た話なんだから、ガチャキャラの背景にしてくれたらいいのになあと。

深みを増すべきはそこだろ。

 

多分ですが、あんまり重い過去を背負わせたくないんでしょうね。

そこが日本のキャラ造形とちょっと違ってて。

演出手法的な違いというか。

操作キャラについてはなるべくフラットにしたい、こんな感じのキャラですよ、というさわりだけにしたい(さわりっつーと落語の核心の意味らしいですが、ここではほんのおさわり的な意味ね)のでしょう。

 

でも実のところは意外とどのキャラにも設定されたドラマがあって、プレイヤーキャラでさえプレイヤー自身が知らない過去についていきなり語り出したりする。

その辺の塩梅、出し方なんよな。

一言で問題を断じると「もったいつけが過ぎる」。

孤独病ならぬBLEACH病。

 

BLEACHまじオモロイよ。

設定をもっと表に出して来ればいいのにな。

ライブ感重視のあまり、設定の齟齬を避けてそも設定を出さない手法が厄介。

 

原神も、キャラ背景の伏線ちゃんと張っとけってわけじゃないけど、背景のもう核心から早々に出していっても良いくらいだと思う。

だってガチャキャラこんだけいるのに(もっと増えてくのに)、どんだけ時間あっても各個の因縁決着させるまで描き切れないでしょ。

本筋終わるかどうかに期待がかかってるけど、今の進捗ではキャラごとの決着なんて正直望むべくも無いよ。

1キャラにだって起承転結で4イベント欲しいくらいだしさ。

いや今回のトルクシーでも主に3~4くらいシナリオあるけど、それの総体で1イベントと数えて4イベントくらいは描いて欲しいのよ。

 

こう言ってるとキャラの描写が浅い、そこが原神の問題点だ、みたいに捉えられちゃうかもしれないけど。

違うんですよね、キャラは深いけど勿体つけてなにも描かずに進めようとしてる、結果薄味が過ぎてしまう、もう出て来ないモブばかりキャラが立つ。

ここが真の問題ですね。

 

今回のトルクシー、ちょっともう終わっちゃったんでネタバレ交えていきますが、

①釣り協会からの依頼で魚群が消えた原因を追う旅人(主人公)らは、潜水士フレミネの水中実験に原因があると知る

②フレミネは画商をやっているとある夫人からの依頼で、孤独病を患い、童話のように自分が水妖トルクシーだと思い込んでしまった夫人の息子が入水自殺に至るのを避けるため、トルクシーの仮託としてのペンギン型ロボットを作成していた

③ペンギンロボ:水妖王子トルクシーに協力し、彼に王国と栄誉を取り戻させるための物語に見立てた水中冒険を果たす一行

④しかし実は夫人の子は既に亡くなっており、夫と、それに続いて我が子、そして自身までもが孤独病に囚われていたのだ

⑤夫人の心を救うため、そして亡き子に手向ける為の物語。

その絵本の彩りは、届いて心を救うのか。

果たして…

という、純粋極まる最高なシナリオでした。

 

絵本を交えての物語が総体としてとても綺麗で、儚げで。

悲しくて、でも救いがあって。

自分は好きでしたね。

正味、原神の中で一番、綺麗さでは最高峰の話なのでは。

水中世界の美しさとさえマッチしていた。

 

孤独病ってのが多分、ぼかしているけど、向こうの世界での鬱病なんでしょう。

まあ強いて言うと、子どもさんが全身に貝殻をぐるぐる巻きにして海に入って行った、は貝殻ビキニを想起して不謹慎にもわろてまうのだけ困りましたが。

いや分かるんですよ、自分を水妖の王子だと錯覚して鎧に身を固めていくってのはね。

シリアスなシーンなんですけど、どうしても真顔で貝殻ビキニの少年を想像してしまうな。

 

ただこれね、なんかこう、「フレミネ自身が」その亡き子の成れの果てで、実は今や半分水妖になってしまってるんだとかの設定ではあかんのかなと。

夫人の時間は子が亡くなる前で止まってしまっているので、大きくなったフレミネが潜水のマスクを被って表れてもそれと気付けない、なんてシナリオはどうだろうか。

 

シナリオはすっごく良い、それに関わるのもすっごくいいが、どうしても遠い背景事情になっていて、世界に奥行きはあるが正直そこまで縁の無い話になってしまう。

というと酷、冷淡だよな。

額縁の向こうというか。

もっと身近ならばなと。

 

とくれば俺らを熱くさせるのはそこにどれだけ踏み込んで関わっていけるか、なんだけど。

そこも強くはないんだよ。

皆が繊細な心で手を差し伸べるけれども、といってフレミネが命を懸けて夫人の魂を救うぜみたいにまではなってない。

最後結構激闘でしたけどね(笑)。

 

フレミネ自身の過去もよく分からん。

孤児院?か?

 

一言でまとめると、道すがら親切しただけやん、と。

それで救われる魂が、ほんの些細な優しさで引き上げられる哀しみが世にどれだけあるかって事なんですけどね。

 

ちな自分、ド下手くそなんで、他の報酬はコンプしたけど、バトル系イベントの方はてんででした。

最低報酬で一番目玉の結晶くれるんで、2000ポイントだけコンプした感じ。

それ以上の点数出ないよ(笑)。

 

いや、「渦流曲折のユーロジー」でしたか?

初っ端のバトルイベントで既に2000ポイント達成できないってのでビビりましたよ。

一番難易度低い筈なのに。

 

自分も攻略サイト様見て知りましたが、あれ、レンタルキャラのナヒーダとニィロウを主で組むのが正解みたいですね。

いや、キャラ性能知らんから…。

半端に自分のキャラを入れてしまうと、「水と草のみでチームを組むと発動する、ニィロウの開花→豊穣開花への変化」が使えないという。

それこそが強力な武器だったようです。

故に難易度低いと。

 

このバトルイベント、敵の攻撃力はそんなに高くなくて、制限時間内に何体倒せたか競うものの模様。

ナヒーダの元素爆発は味方へのバフ効果らしく、初手くらいで使っちゃっていい。

ゲストというか装置扱いのトルクシー・ザ・ペンギンドロイドちゃんは操作でダメージウェーブ発してくれる。

 

自分、余計なことして、感電でいくしかないかと雷元素入れたり、雷軸なら炎も入れるかと元素反応主体で考えてましたが。

このナヒーダやニィロウ、自分のパーティーとほぼ同レベル帯と思えないくらいグンバツに強いの巻。

 

そのクリア方法を知って、最終、入れるならばというので水と草の他キャラ入れて、切り替えて使いはしないけれども元素同調要員にしました。

(=チーム内に同元素キャラがいると強化バフがかかる)

これでやっと3700ポイントGET。

 

とか言ってたら、ゲームアワード獲ったみたいで。

ログボでめっちゃ原石くれる(笑)。

遅ればせながら、おめでとうございます!!

 

 

 

 

↑橘猫工業さんがテッカマンブレードのハイクオリティキットを展開してくれてましてね。嬉しいなあ…!普通に国内メーカーを待ってたら永久に商品化されないからな。Amazon直販で取り扱ってくんねーか?本来もっと安いはずなんだが。しかしカッケーわな