劇団四季 ジーザス・クライシス=スーパースター
ストーリー
大工の息子ジーザスは、人々に新しい教えをとき、数々の奇跡を起こしているという。 圧政に苦しんでいた民衆たちは、たちまちジーザスの言葉に耳を傾けるようになり、彼こそ「救い主」「神の子」と讃える。
ジーザスが「ただの人」だと露見したとき、人々はそれを許すはずが無い。 彼らの怒りによってジーザスは押しつぶされてしまうだろう。 そう予感していたユダは、師ジーザスを裏切る決心をする。
「あなたを誰かが追い詰めるなら、私がやる」
弟子たちとの最後の食事でジーザスはこの中に裏切り者がいると指摘する。
動揺する弟子たちをよそに、ジーザスは独りゲッセマネの園で父なる神に問いかける。
「私はあなたの心が知りたい、この目であなたが見たい」
銀貨30枚と引き替えにユダは師の居場所を教え、ついにジーザスは捕らえられた。
支配者たちの間をたらい回しにされ、侮辱・嘲笑されながら抵抗しないジーザス。
いま、あまりにも無力に見える彼の姿に民衆は失望し、叫びつづける。
「彼を殺せ、十字架にかけろ」
ユダ、マリア、シモンやペテロといった弟子たち、ユダヤ教の司教、ローマ帝国総督、そして民衆。
人々の思いが交錯する中、ジーザスは十字架に向かって進んでゆく…。
(HPより抜粋)
感 想
一番驚いたのは、舞台が坂になっていて、役者の皆さんは大変だろうなとおもいましたね。冒頭にユダの圧倒的声量で歌われる歌詞の中にこのミュージカルのすべてが詰まっています。なのでそこまで難しくはないですね。
私の中の乏しい知識では、ユダがお金欲しさに裏切ったと思っていましたが、決してそのままの描き方はされていませんでした。
ユダ役の佐久間さんは、ちょい悪オヤジぽい感じのメイクで、ジーザス役の加藤さんは、役つくりの為なのかすごく細身で、神っぽく見えました。
全体としての感想は、この短い時間で人間の内面すべてを表すのは、難しいと思います。しかも、オペラ座の怪人と同様で全てを曲で紡ぐ舞台なので余計にそう思いますね。舞台の評価は普通でした。
カーテンコールで出てこられたコーラスの3人のうちのお一人が、舞台の坂でこけちゃいそうになりました。それを助けたのはユダさんでした。
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