今年見た舞台の中で良かった作品ベスト5

その前に今年一番良かったテレビドラマはNHK大河ドラマ『どうする家康』と評価しましたが視聴率は悪かったようですね。しかし、演出の凄さとこだわりが素晴らしい作品だからです。酷評する方は、徳川家康という歴史上の人物が強い人物だとか、知っている歴史と違うとかという人が多いようです、
 
私も、築山殿(有村架純)は、よろしくない奥さんだと思っていましたが、演出の凄さは、家康の家臣団の団結力や人物像を始め、周りのライバルの大きさの表現の上手さに尽きます。築山殿(有村架純)は、一貫して家康の恋女房として描かれており、瀬名という名のままで通しました。ただ、武田勝頼(眞栄田郷敦)が、「築山の陰謀」を広めよという一回だけだったと記憶しています。演出・脚本が素晴らしい作品でした。
 
話しを舞台に戻すと、今年観劇した作品一覧は以下の通りです
 
2月 ジョン王(小栗旬)good!
2月 歌うシャイロック(岸谷五朗)good!
3月 笑の大学(内野聖陽 瀬戸康史)good!
3月 アンナカレーニナ(宮沢りえ)
4月 ノートルダムの鐘(劇団四季)good!
4月 たぶんこれ銀河鉄道(久保田紗友)good!
5月 ジプシー(大竹しのぶ〉
5月 マチルダ(子役クワトロキャスト)
7月 パラサイト(古田新太)good!
10月 アナスタシア(木下春香)good!
11月 レディマクベス(天海祐希)good!
11月 キャメロット(坂本昌行)
11月 天號星(古田新太)good!
12月 ジャンヌダルク(清原果耶)good!
12月 OUT OF ORDER(中村倫也 ユースケ・サンタ・マリア)good!
 
以上、15作品でした。
ベスト5の前にワースト1作品
 
ワースト1位
キャメロット(主演 坂本昌行)
脚本演出がダメダメでした。アーサー王を演じた坂本昌行さんも全く魅力がなく、ミュージカル界のレジェンドである今井清隆さんに一曲も歌わせないミュージカル自体がありえない作品でした。唯一の救いは、バーター出演の桐山照史さんの方が、ガタイも声量もあり坂本昌行さんより舞台俳優に向いているかもと思わせる感じだけでした。やっぱり旧ジャニタレはお遊戯のようでした。
 
ミュージカルと演劇を比較するのも難しいですし、コメディーもあれば泣かせる話あるのでますます並列で順位をつけることは難解です。どうしても後から見た作品が覚えていることもあり有利になってしまいますので、良かった作品にはgood!マークを付けています(ご参考までに)
 
今年お舞台で特に印象に強く残った女優さん2名を紹介したいです
お一人目は、
天號星』に出演された山本千尋さん
天號星は、劇団☆新幹線のチャンバラ劇で、共演の早乙女兄弟がものすごく早いチャンバラ劇を披露してくれるのですが、それに合わせられているし、アクションまで混ぜて迫力満点でした。good!
 
お二人目は
たぶんこれ銀河鉄道』に主演された久保田紗友さん
ヨーロッパ企画の作品なのですが、テレビでは脇に回ることが多い女優さんですが、とにかく声が良いんです。滑舌も良くセリフが聞き取りやすいし、可愛いし、そして歌が素晴らしかったです。しっかりボイストレーニングをすればミュージカル女優主役級になれますね。木下春香さんが天使の歌声と評されますが同じ感じなんです。
 
 
 
 
 

5位 歌うシャイロック(岸谷五朗)

中村ゆりさんが出演されているので観に行きましたが、前半を見てびっくりこれって『ベニスの商人』やん。それを大阪弁でしているんだと築きました。ストーリーは当然知っていたので、入り込みやすかったし、中村ゆりさんが素敵でしたし、岸谷五朗さんの舞台にかける情熱と魂が垣間見れる作品に仕上がっていました
 
 
 
 

4位 ノートルダムの鐘(劇団四季)

今回は2回目の観劇でしたが、やはり同じシーンで泣いてしまいます。ご存じディズニー作品を舞台化したものです。「日差しの中へ」「石になろう」など名曲も数多く
劇団四季でも大人気定番ミュージカルです。カジモドの不幸な生い立ち、醜い姿の為に鐘突き堂に押し込められて外の世界から隔離されていました。そんな彼に一筋の光が差し込むのです。そしてはじめ人(エスメラルダ)に恋するのですが・・・結末は劇場でご覧ください。
 
 
 

3位 OUT OF ORDER(中村倫也 ユースケ・サンタ・マリア)

つい先日観劇したてのコメディー作品ですが、数時間のうちに起こるドタバタ劇です
内容はこのひとつ前に書いていますが、次から次へとその場しのぎの嘘をつく副大臣(ユースケ・サンタ・マリア)と私設秘書(中村倫也)のやり取りもかみ合っているし、次から次へと問題がおこるのですが、最後は一つに話は繋がっていくのです。脚本も演出もサイコーでした。
 
 
 
 
 

2位 天號星(古田新太)

劇団☆新幹線のチャンバラ劇。出演も早乙女兄弟を始め、山本千尋さんも素晴らしいチャンバラでした。内容は必殺仕事人のような感じで関西人の大好物です。会場と舞台が一体となれる劇団☆新幹線の舞台は素晴らしいです。エンターテインメント要素が高いし、今回の舞台では泣かせるところもあり、人情的要素もあり大満足の舞台でした。
 
 
 

1位 ジャン・ヌダルク(清原果耶)

ジャン・ヌダルクは舞台では定番的なイメージがありますが、日本では久しぶりの上演になるようです。ちなみに前回のジャンヌは有村架純さんでした。
オープニングからスケール感の大きく感じました。セリフなしで大人数が立ちつくし、音楽だけが流れる(ノートルダムの鐘のような感じ)そして、髪のお告げを聞いたジャンヌがシャルル(小関裕太)を国王すべく立ち上がり戦い抜く姿を描く作品
ジャン・ヌダルクの勇ましさ、症状ぽ差を失わない姿も良かったです。
清原果耶さんの声も舞台人のようにお腹から出ていて好印象でした。
 
皆さんはいかがでしたか?
素晴らしい舞台に出会えましたか?
 
 
1月は、LUPIN(古川雄大) ベートーヴェン(井上芳雄) 海をゆく者(小日向文世 高橋克実 浅野和之 大谷亮介 平田満)を観劇予定です