多分世界一精密な２レングスアイアン

こんにちは、愛知県春日井市でゴルフスクールを経営しています。

JPGA 日本プロゴルフ協会会員、プロゴルファーの高木 覚（たかぎ　さとし）です。



生徒さんから２レングスアイアンの問い合わせをいただいています。

その時に作る工程を説明していますが、その話をブログで公開したらと提案されたので、今回記事にしました。

削りだけで重量をそろえるというのは凄く大変です。



普通に量販店やネットで売ってるアイアンセットは、言ってみれば大量生産です。

ヘッド重量やシャフトの重量にバラツキがり、それを組む時に鉛を入れて調整し、バランスを整えます。



ゴルフ工房ドッグレッグの山本さんは、鉛の調整に頼らず、ヘッドの削りだけで重さを均一化してくれました。









溝も彫られていないこの状態からスタートです。

これを研磨していき形と溝を掘ります。







アイアンヘッドは

ロングアイアン⇒ショートアイアン

軽い⇒重い

4，5，6番を同じ重さに削り、7，8，9，PWを同じ重さに削ります。



この段階ですでに重量は4，5，6番が256ｇ、7，8，9，ＰＷが277ｇです。

これをクラブ性能を変えないように削るのは神業です。









こうして仕上げの研磨で綺麗にしてメッキです。






これからシャフトを組みますが、シャフトも出来るだけ重量のそろったものを選んでいます。

そして組み立てると不思議なことに微妙に重量がズレてきます。

それをネックの内側などを削り調整していきます。











これらの工程を経て、G-Cubeオリジナル２レングスは完成しています。

山本さんの話を聞くと、ニックファルドなど一流のプロのクラブは、このようにして作られている話を思い出しました。

これは一生もののアイアンセットですね。




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愛知県春日井市でゴルフスクールを経営している、プロゴルファーの高木覚でした。


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