こんにちは、愛知県春日井市でゴルフスクールを経営しています。

JPGA 日本プロゴルフ協会会員、プロゴルファーの高木 覚(たかぎ さとし)です。




ゴルフって他のスポーツに比べて、見たままと違う体感の錯覚が数多くあります。

オーバースイングの惰性、トップのシャフトの向きの慣性モーメント、体の回転と言いながら実際は回転していないなどまだまだあるでしょう。

今回はスライスやダフりの原因となる、振り遅れに注目してその原因と解決法を解説します。



振り遅れ





手の位置がアドレスの位置に戻ってもクラブヘッドが間に合っていません。

手もこのまま進んでしまいますので、フェースは開いてインパクトしてしまいます。



正しいインパクト





手の位置がアドレスの位置の戻った時フェースは真っ直ぐにボールに当たっていいます。

ではなぜ振り遅れるのでしょう。

野球のようにピッチャーが速い球や遅い球でタイミングを崩すわけでもなく、止まった球を自分のタイミングで打っているのにです。

これには脳が関係しています。




人間は動作を行う時、脳から司令を出しています。

その司令が手や足に伝わり実際に始動するまでの時間を「反応時間」と言います。

その反応時間は誰でも約0.2秒です。

なにかしようと思っても、すべての動作は0.2秒後にスタートするのです。



0.2秒のタイムラグを実感できる実験です。

抜き打ちで落とす紙か何かを相手にキャッチしてもらいます。



キャッチ側の構える位置は3センチ程度でいいでしょう。







まぐれ以外は取れません。

0.2秒間で指を挟むより早く紙が通り過ぎてしまいます。



どこかの映画でもありましたが、桜の花びらの散る速度でも秒速5センチメートルです。

紙はもっと早く落ちます。

これが0.2秒のタイムラグです。



ではヘッドスピード40m/sの場合大体2メートル位進みます。

インパクト


ボールのところで力を入れても実際に力が伝わり始めるのは0.2秒後です。



フォローで力が伝わります。

これではボールを飛ばすことは出来ません。

0.2秒前に力を入れ始め、インパクトで間に合うようにすることが最大飛距離を出すポイントです。



振り遅れ解消法



0.2秒分手前からアドレスの再現を意識してクラブヘッドを振り下ろしていくイメージが必要です。

振り遅れでボールが捕まらない方はタメとか左手リードを一旦忘れ、クラブを解くくらいのイメージを持っても良いと思います。




0.2秒の反応時間はすべての人に存在します。

反射神経が鈍いとか関係ありません。

上級者が振り遅れないのは慣れと熟練度です。



運動は繰り返し行うことで、筋肉にメモリーされ脳を経由せず反射で行うことも出来ます。

ティーインググラウンドなど良い条件で、基本的なスイングは熟練すれば無意識で振り遅れは起きにくくなります。

ですが、知識として反応時間を知っておかないと調子が悪くなった時に直せません。

上級者でも頭の片隅にでも覚えておいてくださいね。





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愛知県春日井市でゴルフスクールを経営している、プロゴルファーの高木覚でした。


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