こんにちは、愛知県春日井市でゴルフスクールを経営しています。

JPGA 日本プロゴルフ協会会員、プロゴルファーの高木 覚(たかぎ さとし)です。




先日読者様から「左手の小指に圧力をかけると飛びますか?」とのご質問をいただきました。

今話題の渋野 日向子 プロのコーチがテレビに出演された時のお話だそうです。

現在時の人についてなのでコメントは控えておりましたが、生徒さんにも影響が出始めたので取り上げてみました。



「左手の小指はしっかり握れ」というポイントは昔から有名で青木功プロなどもよく言われています。

結論から言えば、打ちたい球によっては左手の小指は締めることもある。

締めてよいタイプと緩めたほうが良いタイプに分かれる。

これが回答です。



左手のグリッププレッシャーはコッキングに関係しています。



【コッキング】



コッキングって難しいと言われます。

向きや方向、タイミングに量と使いこなすのにいろいろな要素が必要です。

でもコッキングを使えれば飛距離アップや球の高さをコントロールするのに有利なのも事実です。



今回はコッキングを基本から解説します。

まずコッキングとはクラブ持って手首を曲げる動作です。


G-Cubeではレイトコックを推奨していますのでテークバックの中間点で手首を曲げる動きです。

90度位を目安にしてOKです。

コックの量は個人差があって構いません。



実際のスイングではこうなります。




ボールを投げる動作で言えばスナップを使うことになります。

クラブヘッドを走らすために有効です。

コックしたクラブを解く時に力が生まれます。



コックがしにくい方やコックの量が少ない方は左手の握りが強すぎるはずです。

少し緩めてクラブを動かしてみましょう。


これでコックの量は増やせます。

左手のグリッププレッシャーでコック量をコントロールします。

ゆるい→コック大

きつい→コック小



コックの向きは右肩の付近にシャフトが来るようにすればスングプレーン上です。


コックの方向に悩んだら右肩に向けてください。

昔は「手首を使うな」とよく言われましたが、スナップを使わずに速い球は投げれません。

ゴルフも同じで飛距離アップやボールの高さを出すのにコックは必須といえます。



もちろんスイングタイプで個人差はありますので必ず当てはまるわけではありません。

僕の生徒さんはコックが苦手で、スナップが効かずに距離が出なかったタイプでした。

テレビを見て左手の小指を締めたせいでクラブが走らず、飛距離が落ちてしまいました。



42年ぶりのメジャー制覇の一流プロのコツって魅力的ですが、彼女だから出来ることもあると思います。

小指を締めて良くなった方もいると思いますので気を付けて実践してくださいね。




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最後までお読み頂き、ありがとうございます。

愛知県春日井市でゴルフスクールを経営している、プロゴルファーの高木覚でした。


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