こんばんは。
岐阜・大垣のチョークアート教室、グラフィカルチョークの稲川ひろみです。
５月に描かせて頂いた、太平洋精工様の社員食堂に設置されている巨大黒板の描き変えを行いました。
（太平洋精工様は自動車のヒューズを製造している会社です。）
前回描いたのがこれ。
高さが2.9m、幅3.9mの超ビッグサイズ。
オイルパステルではなく、普通の白いチョークを使って描いています。
描き変えの準備は、制作の1ヶ月前くらいからはじまります。
まずは新しいデザイン案を2～3パターン提出して、社内で検討されます。
黒板のデザインはパソコンで作ります。
デザインが決定するまでに何度も修正が入るのですが、デジタルだと修正も簡単です。
制作の初日は、黒板の初期化から。
前の絵を消してしまうのはちょっと切ないけど、そのはかなさも黒板アートの魅力なんでしょうね。
制作期間は3日間。
初日は、チョークアート仲間の丸野さんが、現場の勉強を兼ねてお手伝いに来てくれました。
デザインをもとに、文字はすべて手描きで描いていきます。
手際よく作業をこなす丸野さんのおかげて、初日は予定よりも順調に進みました。
2日目と3日目は、いよいよ絵柄の描き込みです。
脚立に登ったり降りたりして、何度も確認しながら描き進めていきます。
運動不足の足腰には、脚立の上り下りはキツイわ～。
車のボディの白は、質感を出すために全て手で擦って着色しています。
かなり擦りまくったので、指先の指紋がツルツル。
しかもうっすら血が滲んでる・・・。
3日間やり切って完成した作品がこちら。
今回のデザインは80年代に開発された製品（ヒューズ）と、当時搭載されたカムリとシルビアがモチーフです。
今回も楽しみながらお仕事をさせて頂きました！
本当にありがたい事です。
でも、3日間のアウェーでの現場作業は、体力的にも精神的にもそうとう疲れていたよう。
夏の疲れも相まって、このあと2日ほどぐったり・・・。
やっぱり年齢的にもあまり無理はできませんな。
体調管理も仕事のうちですね。
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