みんなの投資 | 地方の小さな介護事業所を引き継いで一年で売り上げ1.5倍、利益27倍にしたサラリーマン

いわゆる「投資」で儲かるって話、よくありますよね。
私もついつい試して、何度か痛い目を見た事もあります。(勿論、良い結果だったものもあります。)


しかし、仮に全ての投資が成功して、例えばそれなりの金銭的なリターンが入ったとして、それが自分の本当の目的を達成するものなのか?


私は、金銭的に安心して生活できる状態を求めて、そのためには十分な資金が必要だと思って、その方法としては投資だと思ってやっていた事があります。



しかし、よくよく思い返してみると、資金を預けているその数カ月とか数年、何とも言えない不安感がずっと心に漂っていた感じがします。


勿論、資金の大きさによっても、或いは投資案件のリスクとリターンの度合いによっても心の動きは違うでしょうけど、それでも資金が返ってくるまでは何とも言えないもや~っとした感覚が心の何処かにありました。



心の安定を得るために金銭的な安定を達成しようとしているのに、投資期間中に不安な気持ちになってしまうのでは本末転倒なのではないでしょうか?




では、金銭的な安定が精神的な安定をもたらすとするなら、どんな金銭的な安定だったら精神的にも安定をもたらしてくれるのか?


私は、まず最初は、その金銭的安定が「自分のグリップが利くものである」必要があると考えます。



一般的な意味での「投資」では、誰かに資金を預けて、あとはその預けた人次第だとすると全くグリップが利かなくなってしまいます。



ここで、これまで「投資」、「投資」と厳密な言葉の定義もなく使ってきた言葉の意味を丁寧に分類したいと思います。


私が今ここで使ってきた「投資」という言葉は、いわゆる「金融投資」であって、自分の資産を他の金融や不動産といった資産に移す事を言います。


これとは異なり、「自分のスキルに対する投資」みたいな言い方がありますが、この「自己投資」も投資の一種だとするなら、こちらの方が金銭的な安定と、精神的な安定を両立して満たしてくれる「投資」になる可能性が高いと思います。



自分のスキルを使った事業から金銭を生み出しているとすると、自分がやっただけ金銭的な安定に近づく事になり、まさに自分のグリップがかなり利いた状態と言えるでしょう。


注意すべきは、この「自分のスキルに対する投資」は着実に金銭的な安定に近づけるスキルへの投資から始めた方が良いという事です。


勿論自分の興味がある事で良いでしょうけど、そのスキルが金銭に繋がらないものだといつまでも現状を出られません。


他方、金銭に繋がるスキルを身に着けて、金銭的安定を手に入れられたなら、そこから自分の興味があるスキルも付けていっても良いと思います。


この順番はとてもとても重要だと思います。



結論(巷で良く言われていることではありますが…)、始めに行う「投資」は自分のグリップがどれだけ利くのかという観点で選んだ方が良いと思います。