ジャカルタ、浸水 | ジャカルタ駐在アラサー男子

ジャカルタ駐在アラサー男子

2011年6月末で会社を辞めて、2011年7月中旬より、インドネシアのジャカルタの会社に就職することとなりました。さらに2012年8月に結婚、新婚生活を始めました。

水曜日からカリマンタンへ出張してましたが、ジャカルタの天候はすぐれず、私が不在のうち、1月17日朝にうちの会社を含むジャカルタ一帯が洪水になりました。

朝、会社から緊急連絡網で会社の前の川が溢れてるとの話が入りました。

うちは本社から少し離れた場所、さらに上司をはじめ私も出張してるため現場に日本人不在の中で危機対応に当たらなければならない事態となってしまいました。

とりあえず現地に電話、状況確認のち所管の幹部及び総務に報告、現地に日本人不在の旨、現場対応に遠隔指示ながら当たることを決めつつ予定の出張日程をこなしていました。

社内の対応もあり、また水もギリギリ敷地には入ってこないうちに雨足は弱まり従業員も帰宅許可が降りたことをメールで読み、夜間対応確認して洪水のジャカルタに戻る飛行機に乗りました。

空港ラウンジではこの洪水の話で持ちきり、テレビ画面に釘付けでした。
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また自分でもネットで状況を確認、不安になりながらも飛行機は飛び立ち、ジャカルタ国際空港へ。

空港はさぞ大変なことに
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まったくなってませんでした。

洪水どこ?みたいな感じですが、迎えの車は泥を被りさぁこれからの道のり大変だぞと覚悟を決めたのです。

道中は高速道路にバイクが入りこんでいたり、高架の下は水浸しだったり、高速道路にも水が浸水していたり、となかなかエクストリームでしたが、意外と早く帰宅。

2カ所で浸水地帯を走らざるをえなかったため、そこの前で渋滞、スディルマン通りは封鎖されていたくらいで、後はスッカラカン。

余裕で帰宅し、テレビで被害状況を見ていました。

本当にウチの近所は全く水の気配もなく、妻は悠々とマッサージを受けに行っていたくらいです。

このアパートで良かったと思えた瞬間でした。

テレビを見ていると大統領宮殿も浸かっていて、スーツの裾を捲って記者に話しているシュールな絵が印象的でした。

一晩明けた今朝は早めに家を出ましたが、まだ水のひいていない場所も多く、迂回に迂回を重ね何とか会社へ辿り着きました。
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幸いウチの会社の前は昨日30cmほどあった水がひき、裏通りから入ることはできましたが、表はまだ冠水しておりトラックくらいしか通行できないようです。

このまま被害は最小限で収束してほしいところです。

とりあえず昼間、水はひいていってるみたいですがまだまだ予断は許されません。


安部総理の訪イも大変な時期に重なってしまいましたね。

最も首相はアルジェリアでの邦人拉致事件対応で早々に帰国するようですが。。。

またJKT48に来ている高城、仲川両メンバーのうち高城メンバーは既に日本に脱出してるようです。

インドネシアのファンはそういう姿勢を見ていると思うのですが、ジャカルタに残っている仲川メンバーと評価が大きく別れるのではないかと、どーでもいいことながら思ってしまいます。


しかし、今回の洪水で一番問題なのは、今朝パソコンを持って出るのを忘れたのに会社に着いてから思い出し、運転手を取りに戻すこともできず終日暇を持て余してしまいました。

さらに言えば存在すら忘れていたことです。

2002年、2007年と洪水し、また今年も大洪水。

この街は全く進歩てないやんか、とテレビでもリポーターが当局に詰め寄ってました。

なんか当局の人は言い訳してましたけどね。

水門もオランダ統治時代のものだという噂もありますし、ビルばかり近代化せずに、都市機能の根幹を近代化してくれるようジョコウィドド知事と任期残り僅かなバンバンユドヨノ大統領にしっかり頑張り倒して貰いたいですね。





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