先ほど、丸山ワクチンを接種してきました。
開始して丸2年。
標準型のABアンプル交互接種から、積極型のAA接種(AアンプルはBの10倍の濃度)に変更してから、1年半が経ちます。
丸山ワクチンは自然免疫の司令塔とも言われる樹状細胞を刺激し活性化させることで、がん細胞の増殖を抑えていくとされています。
また、ワクチンを続けていくと、コラーゲン(細胞と細胞をつないでいる線維状のたんぱく質)が増殖しがん細胞を封じ込め、場合によっては完全に消し去ることもあると指摘されています。
悪性度の高い浸潤型(半紙に墨汁を垂らしたように拡がる)の膵がんに対しては、このコラーゲンによる「封じ込め効果」にも期待しています。
私見ですが、主治医も驚く抗がん剤にもびくともしない私の白血球(好中球)数値は、丸山ワクチンが下支えしてくれた結果と受け止めています。
大学病院では標準治療(アブゲム)と先進医療の腹腔内化学療法(パクリタキセル)のダブル同時投与を「3勤1休」のペースを堅持して、血液検査結果に起因するスキップ無しで投与し続ける患者は今まで見たことがないと、化学療法室の看護師は皆PCデータ推移を見て驚きを口にします。
結局、治験継続者が私1人だけとなり、治験終了の投与93回となるまで、そのまま「完走」してしまいました。
丸山ワクチンを接種頂いている自宅近隣のクリニックは、いつからか土曜日は院長ではなく、非常勤のベテラン医師が診療されているのですが、その方は何かと私のことを気にかけて声をかけてくれます。
院内が空いてる時は、血圧を測りながら「がん談義」に花が咲き、「僕らがやっていた時代は、(膵がん腹膜播種は)長くて半年ぐらいだったんですけどね・・・・、膵がんの治療法も随分進歩したなぁ。」とのことでしたので、思わず「先生、がんにお詳しいですね。」と言ってしまいました。
帰宅して、その先生の経歴を調べて驚くことになります。
何と前職は県内屈指の大病院の副院長兼がんセンター長だったのです。
数多くのがん治療に関する講演をされてきたことも判りました。
道理でがんに詳しいのも納得です。
失礼なことを申し上げたと後悔すると同時に、こんな身近にがん専門医の経歴をお持ちの先生がいることが分かり、心強く感じています。
しかも、建前抜きの本音ベースで医療現場のお話が聞けるので、私にとっては貴重な情報源です。
こうして得た情報については、その内容と状況に応じて投稿を通じて共有出来ればと考えています。
週3回の接種は、確かに負担ではありますが、このような背景もあり、丸山ワクチンは可能な限り続けていこうと考えています。