2026年10月1日(木)


今日は全身化学療法療法2日目で首からフルオロウラシルの46時間持続点滴用のインフューザーポンプをぶら下げながらクリニックに出向き丸山ワクチンを接種してきました。


予想された事態ですが、抗がん剤(オニバイト)を約4割増量したので薬剤への曝露量が増え、やはり副作用が強く出てしまいました。

娘の夫が地方出張のため今週末までは娘と初孫が自宅にいるので、ゴロゴロしながら初孫に「へばりつく」ようにして過ごしています。

FOLFIRINOX療法ほどの悪心は感じませんが、倦怠感は強く日中は横臥している時間帯が多くなりました。


特徴的なのは「腹鳴」(お腹がゴロゴロ鳴っている)で、テレビを観ていた妻や娘からも「凄いお腹の音だね。ここまで聞こえてくるんだけど・・・。」と言われてしまいました。

昨夜は就寝時に自分のお腹が鳴る音で寝つけないほどでした。

冷えた時の腹痛に似た痛みと謎の腹筋痛が交互に襲ってくるのは未体験の苦痛です。


今日は体調的には丸山ワクチンをスキップしたいところでしたが、9月分の傷病手当金申請書を作成したので、医師証明欄の記入をお願いして、明後日3日土曜日に受け取り、週明け5日月曜日に会社に提出する為に出社しようと考えています。

念のため申請書の補足資料として9月の大学病院などでの治療内容、体調面、復職可否等に関するメモを作成して添付しクリニックに提出しました。


オニバイドの承認用量は50 mg/m²から開始し忍容性があれば70 mg/m²まで増量できるとされています。

 「総投与量」は体表面積によって決まるとされ、私の体表面積は抗がん剤治療開始時点の身長 169 cm・体重60 kgの場合、簡易計算で約 1.69 m²となります。

これに50 mg/m²を掛けると従来投与量の約85mgということになります。


現在の私の体重は63kgなので体表面積は約1.72 m²となります。

これに上限70 mg/m²を掛けると120.4 mgとなるので、今回の投与量は過剰投与ということではなく、T大学病院主治医の言った通り上限値(最大投与量)の位置づけです。

出来ればこの投与量を維持しつつ隔週ペースで頑張りたいところです。


今回の抗がん剤増量の件は私が申し出なければ、85mg投与のままだったと思われます。

体調の「手触り感」は患者本人にしかわかりませんので、抗がん剤を増量する余力があると感じたら遠慮せず主治医に申し出て良かったとの認識です。

反対に抗がん剤が効いていても副作用がキツいと感じたら、8割ないし6割程度への減薬を申し出るようにしてきました。


なぜ6割なのかというと、丸山ワクチンのクリニックの非常勤ベテラン医師(元県内屈指の大病院がんセンター長)が、「6割程度までの減薬であれば抗がん剤は効き目を維持する可能性がある」と仰っていたのが印象に残っていたからです。

ただ、私のように「オキサリプラチンの投与量を従来の150mgから今回より8割相当の120mgに減薬したい」などと個別具体的に希望容量まで申し出たら、「素人のくせに随分と生意気な患者だ!」と機嫌を損ねて患者と張り合おうと難解な専門用語を連発してくるような医師もいるかもしれません。

しかし、T大学病院の主治医はそんな些末な(くだらない)ことは完全に超越した大局観のもと、患者の意向を尊重しつつ対応して頂けるので、余計なストレスを感じず随分助かってきたと感謝しています。

抗がん剤治療については、患者の価値観・人生観、あるいは死生観によって十人十色だと思います。

全身状態がよい状態であっても抗がん剤治療を希望しない考え方もあるでしょう。

半年程度の延命には意味はないと考える患者、たくさん旅行に行きたいから治療をしたくないと迷う患者、つらい副作用に耐えることに貴重な残り時間を費やしたくない患者など、いろいろな考え方があると思います。


膵臓がんステージ4患者である私にとって抗がん剤治療とは、誤解を恐れずに言えば「自らの寿命を削ってがん細胞の増殖を阻止しようとする捨て身の生存戦略」であり、「相撃ち」が見込める間は続ける価値があると考えています。

私も今のところは「攻めの治療姿勢」を堅持していますが、容体によっては副作用が少ない治療のみ行うなど、病状変化に応じて治療内容を大きく変更するかもしれません。

個人的には最終的に患者として納得のいく治療の選択をすることが大切だと考えているので、抗がん剤治療がどのように自分の予後にメリット・デメリットをもたらすのかを整理して主治医と相談していくのが賢明だと考えています。