昨日は時差勤務ながら出勤してきました。

通勤疲れもありましたが、おかげでぐっすり眠ることができました。

体調も良く、この週末で「現在」に追い付くべく、投稿ペース上げるよう頑張ります。


我が家では、妻も息子も夏風邪で具合が悪く、元気なのはすい臓がん患者である私だけというシュールな展開をみせています。


2024年3月より、吐き気止め(ステロイド製剤:デカドロン)無しでの抗がん剤投与にチャレンジすることにしました。


きっかけは抗がん剤投与時の体調に変化が現れたことです。

抗がん剤を点滴する前、「吐き気止め(デカドロン)を点滴すると明確な吐き気を感じる」という皮肉な様相を呈するようになってしまったのです。


デカドロンはステロイド製剤なので、血糖値が一気に300以上に爆上がりするため、普段4単位のインスリン注射を一気に3倍の12単位にしなければならないことに加え、投与当日は睡眠薬を服用しても神経が興奮して夜眠れなくなる、といった体調面に及ぼすマイナス・インパクトが看過できないレベルまで大きくなったことも強く認識するようになりました。


そこで意を決して、主治医に相談したところ、「事情はわかりました。それではデカドロン抜きでやってみましょう。」ということになった次第です。

念のため、「保険」として吐き気止めの内服薬を処方して頂いたものの、「嘔吐地獄に陥ったらどうしよう」と戦々恐々でした。

テレビドラマや漫画で抗がん剤の「嘔吐地獄」のイメージが払拭できていなかったのです。


結果は心配するほどの事態には至りませんでした。


若い頃、安酒を飲み過ぎて悪酔いした時の二日酔いの時に感じる気持ち悪さに似ており、内服薬は服用しなくても耐えることができるレベルでした。

気持ち悪さも2〜3日で収まることが多く、「この程度なら、もっと早く試していれば良かった」と少し後悔しました。


なお、血糖値の急激な上昇(血糖値スパイク)は、毛細血管を傷害し失明や足先壊死の原因となる一方、過剰なインスリンはがん細胞の発生や増殖に関わる体内のシグナルを活性化させることが分かっており、がんのリスクの1つの原因と考えられています。