今日は高速道路にある物に着目しました。誰もが一度は見たことがある物。『それ意味あるの?』『なんであるの?』などをご紹介します(*'ω'*)☆

 

緑と白の鯉のぼり?

高速道路を走行しているとき、路肩に緑と白の鯉のぼりのような物体を見たことはありませんか?形状からして風になびくことは理解できますが、いったいなんのために設置されているのでしょうか?

 

じつは、ドライバーに重要な情報を伝えている!

高速道路の路肩に設置されている緑と白のしましまの鯉のぼりのようなもの。正式名称は、「吹き流し」と言います。もちろん、鯉のぼりのように見て楽しむだけのものではなく、ちゃんと意味があって設置されているのです。吹き流しは高速道路上でも風が強く車が横風を受けやすい、トンネルの出入り口付近や橋の上に多く設置されています。

たとえば、トンネルを抜けた瞬間に強風が吹いていたりすると急にハンドルをとられ、車線をはみ出し事故を起こしてしまうかもしれません。吹き流しはそういった危険性からドライバーを守るため、直感的に風の強さや方向が分かるように設置してあるのです。

 

風の強さの目安は?

風の方向は、吹き流しの流れている角度の反対側から吹いていることは直感的にわかります。では、吹き流しがどの程度風になびいていたら、どれくらいの強さなのでしょうか?

吹き流しで知ることができる風速の目安は、約45°の角度になびいていたら約5m/秒以上。ほぼ水平になっていたら約10m/秒以上となります。走行中の車で約10mの風を横方向から受けた場合は、ドライバーは風の影響で車があおられる感覚があります。吹き流しが、ほぼ水平になびいていたら、車が横風にあおられないようハンドル操作に集中してドライブしましょう。

もしも横風にあおられてしまうようなら、走行速度を緩めるだけでも横風の影響は緩和されます。不意に横風を受けても、急な修正舵は、転倒の原因になることもあります。ハンドル操作は慌てずゆっくり行いましょう。

 

 

高速道路の壁面のツタ

高速道路を走っていると、壁面がツタで覆われていることがあります。これは、どんな目的のために植えられたものなのでしょうか?

 

高速道路で見かける、壁面を覆いつくす植物

たびたび見かける高速道路の壁面を覆いつくす植物は、ナツヅタと種類で、甲子園球場に生えているものと同じ品種です。しかも、ただ同じ品種というわけではなく、もともとは甲子園のナタヅタから採取した種を育てて植えられたものだといいます。

ではなぜNEXCOでは、高速道路の壁面にナツヅタを植えようと考えたのでしょうか?

 

壁面にナツヅタを植えた理由は?

ナツヅタを植えたのは、高速道路の緑化を目的としたためです。灰色のコンクリートと道路が延々と続くより、適度に景観も楽しめたほうが、視覚的にも優しく、やわらかい印象になりますよね。もちろん、視覚的効果だけでなくCO2の削減や地球温暖化など、さまざまな環境負荷を軽減することもできます。

その効果に目をつけたのが、NEXCO総研 緑化技術センターでした。ところが、当初ナタヅタは一般的ではなく、簡単に手の入るものではありませんでした。そこで、甲子園球場にお願いして種子を譲り受けることになったそうです。その種子をセンターで1年〜1年半かけて育てた後、昭和47年から平成14年まで高速道路脇に植え付けてきました。

 

 

トンネル用信号

高速道路を走っていると、トンネルの手前で信号機を見たことがありませんか?「高速道路に信号機なんてない」と思い込んでいると、はじめて目にすると、たとえ青信号でもちょっと戸惑ってしまいますし、まして赤信号だった場合は…。通常、一時停止や信号で止まるなんてことがない高速道路ですが、このトンネル用信号にはどんな意味があるのでしょうか?

 

トンネル用信号とは?

トンネル用信号は、名前の通りトンネル入り口付近に設置されているものですが、すべてのトンネルに設置されているわけではありません。長さが5km以上だったり、連続して合計の距離が5km以上になるトンネルの入口側や中間点に設置されています。

ただ、一般道の信号のように赤黄青を繰り返しているわけではありません。なにも問題がない場合は、青信号が点灯し、災害などトンネル内で異常がある場合にのみ、黄色や赤に変わります。トンネル用信号が距離の長いトンネルに設置されているのは、トンネル内で事故や火災が起きた場合に内部の様子がわかりにくいためです。

では、信号が青なら通常通り通過して良いのは理解できますが、黄色や赤の場合、トンネルではなにが起きていて、ドライバーはどんな行動をとれば良いのでしょうか?

黄色信号は、なにを意味する?

一般道における黄色信号は停止をうながし、安全に止まることができない場合のみ進行して良いことになっています。一方、高速道路のトンネル信号の場合、トンネル内部で渋滞が起きているときなどに黄色が点滅します。

トンネル内で渋滞していることに気付かず進入してしまうと、急に暗くなったことに目が慣れず、渋滞の最後尾に追突、なんてことを避けるために黄色の点滅が行われます。

赤信号の意味は?

一般道で赤信号は”止まれ”です。高速道路でも意味合いは近く、トンネル用信号が赤のとき、トンネル内には進入することはできません。赤信号のときはトンネル内で事故や火災が発生しているため、2次災害を防ぐために後続車の進入をシャットアウトします。赤信号に気付いたら、一般道同様、停止線で止まります。

 

高速道路に設置されているものにはすべて意味があるんです。ドライバーの皆様が安全に運転できるように、と易しさで設置してあることを忘れずに(*´ω`*)★

 

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