助監督歴が長い方。これからが楽しみな方だなと思って居る。

 

もっと煮詰めた作品を脳内で温めて良そうな気がしています。

 

題材は底辺に焦点を当てていて、かといって世間の同情を欲しいわけでもなく、

その日常のなかに目をそらせていた事を生々しく描いてしまう方だと思った。

 

 

「岬の兄弟」は一瞬、梶芽衣子の「女囚シリーズ」の中に出てくる

近親相姦兄妹を思い浮かべたが、違った形での話。

ポン・ジュノの助監督をしていたと解説にはあるけれど、

何となく私としては・・・・

 

キム・ギドクを思い出す作品に感じた。

同時に昭和初期の懐かしい香りも醸し出しているようで。

 

沢山の若い監督が続々と出てくる昨今、これからが物凄く楽しみだ。