久々に感じた感覚「不愉快」「不快」。
あまりにも久々で、感情の仕分けにかなり時間が要った。
何て事はない会話だったのだが。
「今までの付き合いのパターンでは云々」との相手からの発言だった。
どうやら私がパターン通りの返答や行動をしないのが不思議だったらしい。
物凄い傲慢な人だと感じた。
勿論、姿形は非常に、むしろ並み以上に気を配っているのは理解した。
という事は、相手にも同じく無言でそれを強要しているのだ。
およそ柔軟と言う言葉には欠ける。すぐに察した。
「お前はプロファイラーか何かですか?」クリミナルマインドかよ、まったく。
「お前はこの世の人間すべてを知っての上で、そのパターン分析を論じるの?」
そして、私が何かを返答すれば相手の「パターン解析」に組み込まれるのかと
ぞっとした。
その言葉から、私は一切の話をシャットダウンした。
にこやかで、しかし何も答えない。
それが答えだから。
人は同じの様で同じではない。
ある一定の「決めつけ」も良いかもしれないが、それはあまりにも
哀しすぎるではないか。
私も私で相手の一言からパターン分析しているのやもしれぬ。
が、口に出すのと出さないのとでは大きな違いがあるのだ。
「スリングブレイド」という映画を観れば、それが、少しは沁みてくる。