(7)十字架磔刑
「しかし、彼は、私たちの背きの罪のために刺し通され、
私たちの咎のために砕かれた」(イザヤ53:5)
「私は彼を一つの釘として、確かな場所へ打ち込む。
彼はその父の家にとって栄光の座となる」(イザヤ22:23)
イエス様の時代、ローマ式十字架刑において使われた十字架の木は、
縦の木が横の木よりも長く、樹皮を剥ぎ、葉をむしり取っただけの
荒削りの十字架でした。
また、釘は数センチの太さを持ち、葦のように太くて、外れないように
なっている、錆びた古釘でした。
一般的に使われたローマ式十字架刑の方法は、まず両手を一本づつの釘で
十字架の横棒の木に打ち込みます。
それから、すでに立てられている縦の木のほぞ穴に、横の木の中央のほぞを
はめ込んで、十字架を完成します。
その後、最後に残された両足を一つに束ねて、その上に小さな当て木を乗せ、
そこに一本の釘を打ち込むというものでした。
通常、十字架刑になるほどの重罪人は凶暴な性質を持ち、十字架の上でも
暴れるため、自分の力と体重で釘の打たれた手のひらが裂けて、
釘が外れてしまう恐れがありました。
そのため、釘は手のひらではなく、手首に骨もろとも打ち込まれたのです。
ところがイエス様の場合は、十字架を目前にしながらも、「毛を刈るものの前で
黙っている雌羊のよう」(イザヤ53:7)であったので、手首ではなく、
直接手のひらに釘が打たれたのです(ヨハネ20:25,27)
「見よ。わたしが支えるわたしのしもべ、わたしの心が喜ぶ、わたしの選んだ者。
わたしは彼の上にわたしの霊を授け、彼は国々にさばきを行う。
2 彼は叫ばず、言い争わず、通りでその声を聞かせない。
3 傷んだ葦を折ることもなく、くすぶる灯芯を消すこともなく、
真実をもってさばきを執り行う。
4 衰えず、くじけることなく、ついには地にさばきを確立する。
島々もそのおしえを待ち望む。」(イザヤ42:1~4)
「すべて疲れた人、重荷を負っている人はわたしのもとに来なさい。
わたしがあなたがたを休ませてあげます。
29 わたしは心が柔和でへりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを
負って、わたしから学びなさい。
そうすれば、たましいに安らぎを得ます。
30 わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。」(マタイ11:28~30)









