【ユーロ米ドル・週足チャート】
為替相場は、北朝鮮による大陸間弾道ミサイル発射や韓国の韓民求国防相が議会において、北朝鮮が6回目の核実験を実施する可能性が非常に高いと明らかにしたことで、ややリスク回避の円高方向に振れました。
しかしながら、市場は冷静に受け止めて今回も値動きは限定的。逆にリスクオンムードになっています。地政学的リスクから日経平均も一時は節目である2万円台を割込みましたが、現在は再び2万円台を回復して推移しています。
昨日のミサイル発射は、北朝鮮の主張通り「ICBM」であることが判明し、米国側が今後どのように対応していくのか注目です。また、核実験と合わせてレッドラインとされていることを超えたことで、為替も株もリスクを取っていきにくい局面であることには違いないかと思います。
一方の欧州通貨ですが、先週は欧州をはじめとする複数の国の中央銀行関係者から、タカ派的な発言があったことにより、ECB、BOE、BOCが金融引き締め策に動くのでは?という思惑などから、ユーロや英ポンド、加ドル等は強い値動きとなりました。
ただ、目先ではECBが行き過ぎたユーロ高に対して懸念を示したことを受けて、週序盤あたりからひとまずは落ち着いてきそうな雰囲気です。あと、昨日はNY市場が休場だったため、欧州市場はリスクオフ基調の他は大きな動きにはならなかったのですが、今日の欧州時間からは再びトレンドが出る動きになるかもしれませんね?
【保有中のスイング用ポジション】
07/05 ドル円112.83買い→ホールド
07/05 ポンド円146.00買い→ホールド