◆ニュースでもよく出る米ドル。1ドルは日本円でいくらが適性なのか?
ニュース番組やネットでよく日本円ではなくドルやユーロなどの外貨で価値を報道することがあります。
でも為替は常に動いているので、実際それが日本円だとどれくらいの価値だと思えばいいのか?分からなくなる時がありますよね。
何となく区切りの良い1ドル100円で計算している方も多いかもしれませんが、その感覚は正しいのか?
FXなど常に為替を変わってる人にとってはより正確に把握したいものでしょうが、一般的な感覚でニュースを見る時にみんなはどれくらいのレートで換算すれば問題ないのか?過去のレートを参考に見て行ってみようと思います。
◆過去20年の米ドルのレートの動きを見てみる
上の図は2009年1月1日~2019年8月1日までの米ドル/円の為替レートを表したものです。
変動が緩やかなのが特徴の米ドルですが、10年で動きを見ると大分変動しているのが分かります。
円高に振れたときは1ドル77円程、円安に振れたときは124円あたりがピークとなっていますので、間を取ると大体1ドル100円で考えても悪くはなさそうです。
ただピーク時の値でみると20%超えの誤差がありますので、ニュースで大体を把握するときはともかく、近い将来海外旅行に行く予定の方は今のレートが過去に比べてどうなのか?をチェックしておくようにしましょう。
直前で外貨に変えるよりも、レートが有利そうなときに変えておけばお得ですし(*´▽`*)
またここ数年でレートをみると1ドル100円は少し円高の方向のようです。
海外から商品を取り寄せる時は1ドル100円で予算を組むと足りなくなる可能性があるので注意しましょう。
◆ほかの主要外貨は?
では米ドルの他の主要な外貨を日本円にした場合はいくらくらいになると想定すれば良いのでしょうか?
●ユーロ/円
ユーロ円は1ユーロ100円~140円と過去レートを見ると大きく動いているので、なかなか何となく想定が難しいです。
過去の動きの真ん中を取って、大体1ユーロ120円を起点として考えてみると良いかもしれません。
ただ最近はユーロ高に触れていますので120円だとEUにモノを売った時に想定よりも儲からなかった、という事がありますので注意しましょう。
●英ポンド/円
短時間での変動が大きくデイトレーダーに人気の英ポンドですが、長期でみてもやはり変動が大きいです。
ポンド高の時は120円、ポンド安の時は190円程と非常にばらつきが大きいです。
しかも現在はEU離脱を控え不安定になっていますので、なんとなく想定レートも難しいですね(^^;
直帰の1ポンド130円を起点に考えておのが良いかなぁ、です。
●人民元
日本とは切っても切り離せない中国ですが、1人民元がいくらなのかを想定できる人は意外と多くないのかもしれません。
過去の動きでは15円から20円という幅ですが、最近の米中貿易摩擦や切りの良さを感がえると15円程度を起点として想定してみると良いと思います。
●韓国ウォン
最近はまた円高に振れている韓国ウォンですが、おおむね1ウォン=0.1円で計算するのが分かりやすいです。