14日の終値は前日比0.06%のごくわずかな上昇となりましたが、12日の香港市場の休場を挟んで、依然として短期的には下げの傾向です。
テクニカル的な節目と意識される15.5元はすでに割り込み、4月2日以来の1元=15.0元をうかがう動きが見られます。
この背景には、前回のエントリでも触れたように、6月第1週に発表された生産者物価指数などの中国経済指標の悪化があります。
また、日本の株式市場の大きな下落を含む乱高下と、12日に世界銀行が世界経済の成長率を2.2%に引き下げたことも、投資家の心理を冷え込ませています。
中国の成長率の鈍化がほぼ共通認識となってきたことで、中国元(人民元)の為替レートの下落傾向が強まることが予想されます。
ただ、中国政府は金融緩和によって中国元を切り下げることに消極的ですので、暴落を含む大きな下落はないでしょう。
当面は16.9円を頂点とするレンジ相場が続くのではないかと考えます。
中国元の金利スワップをしているFXトレーダーはもちろん、くりっく365市場で取引をする個人投資家は、今後の中国元(人民元)の動向には注意が必要です。
特に、金利スワップでポジションを持っている場合は、レートの動きによっては為替差損がスワップポイントの利益を相殺することもあります。
頂点付近で買ってしまった場合は、為替レートによる含み損が拡大していることと思います。
ポジションの一部を決済してリスクを軽減するか、一旦全部を決済する決断が必要になるかもしれません。
逆に、いま中国元(人民元)のポジションを持っていない投資家は、「押し目買い」でポジションをつくるチャンスを探しましょう。
「押し目買い」のセオリーは、為替レートが節目の値段まで落ち、上がり始めたところで買いを入れます。
一番近い節目は1元=15円ですので、レートが個々に近づいたら値動きに注意したいものです。
もちろん、ポジションを作るときにはリスクを限定するためのストップ注文(決済注文)を忘れずに!
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