先週以来の中国短期金融市場の混乱が、中国元(人民元・CNH)の為替レートにどのように影響するか、気になるところですね。
チャートを見る限り、今週に入ってから中国元(人民元・CNH)の価格は小幅な値動きにとどまっています。市場が中国政府の金融政策の出方をうかがっているかのようです。
現状は1元=15.7~16.2元という狭いレンジを動いていますので、16.2元付近が上限(抵抗線)、15.7元が下限(支持線)ということになります。
このレンジは、2013年4月のもみ合い状態とほぼ同じ範囲ですので、市場関係者の間ではある程度は意識されていると思われます。
ですので、この抵抗線を勢いよく上に抜けるのであればその後は上昇が期待できますし、逆であれば下降トレンドが形成される可能性があります。
下落した場合には、1元=15.0円の節目も当然意識されます。
先週タッチしかけて(15.2円まで下落)反転上昇した値段ですので、そこまで近づいた場合場合には、ふたたび反転するか、そのまま抜けるか動きに注意すべきです。
いずれにせよ、中国政府の金融政策に関するニュースをチェックしつつ、値動き自体に大きな動きがあるかどうか気をつけるべきでしょう。
現時点で流れているニュースでは、中国政府が依然として金融引き締めの姿勢を崩しておらず、市場ではいまだに中国金融危機の懸念がささやかれていますので、中国元(人民元・CNH)には売り圧力がかかっていると思われます。
したがって、今後しばらくはレンジを下に抜ける可能性を念頭にレートを注視した方がいいでしょう。
